ひろばニュース

「フェアトレードでつながる世界と私~バングラデシュのノクシカタ刺しゅう体験ワークショップ~」を開催しました!

2019年7月10日

フェアトレードについてお話しする加古さん

5月の世界フェアトレード月間に合わせ、5月19日(日曜)にバングラデシュのノクシカタ刺しゅうを体験しながら、フェアトレードや、私たちが世界に対してできることを考えるイベントを行いました!

 まずは地球案内人より、SDGs「世界を変えるための17の目標」を紹介し、その後、なごや地球ひろば買い物ゾーンの「フェアビーンズ」の店長、加古麻理江さんから、フェアトレードについてお話しいただきました。

ノクシカタ刺しゅうについてお話しする佐藤さん

加古さんからは、フェアトレードの仕組み、そしてフェアトレードの認証マークについてのお話や、ご自身がバングラデシュに行かれた際に訪問した、バングラデシュでのフェアトレードショップについてご紹介いただきました。
加古さんのご紹介を聞いた参加者の方からは、「フェアトレードという言葉は知っていたけど、具体的にわかった」、「名古屋がフェアトレードタウンだと知って嬉しい」という感想をいただきました。

皆さん一針一針、丁寧に縫って作品を作りました

その後、バングラデシュのノクシカタ刺しゅうを体験できるワークショップを行いました。刺しゅうの縫い方を教えていただいたのは、NPO法人日本・バングラデシュ文化交流会の佐藤奈保子さん。佐藤さんはJICA海外協力隊としてバングラデシュで活動なさったご経験もお持ちです。
参加者の皆さんには、佐藤さんからノクシカタ刺しゅうの背景やバングラデシュの文化についてのお話に耳を傾けていただきながら、刺しゅうを一針一針縫っていただきました。
ノクシカタ刺しゅうは、日常で使う布を強くするための刺しゅうであるということ、そして娘さんがお嫁に行くときに、お母さんが実家の思い出を図柄にして縫い、嫁入り道具として持たせてあげるものだというお話を聞きました。写真アルバムの代わりにノクシカタ刺しゅうの布を嫁ぎ先に持って行った若いお嫁さんたちが、それを見て実家を懐かしく思い出すのだというお話を聞くと、会場にいた皆さん一同、胸がいっぱいになった様子でした。

今回のイベントでは、バングラデシュのノクシカタ刺しゅうを取り上げ、フェアトレードや、私たちにできる身近な国際協力について考えることができました。参加者の皆さんからも、「フェアトレードについて、言葉しか知らなかったけど、このイベントで理解を深めることができた」、「ノクシカタの背景を知り、自分で作った作品にさらに愛着がわきました」といった感想をいただきました。
これからもなごや地球ひろばでは皆様に楽しみながら国際協力について学んでいただけるイベントを開催していきます。ぜひ皆様お越しください!

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