ひろばニュース

モンゴルビジネスセミナーを開催しました!

2019年9月17日

モンゴルといえば、草原、馬、遊牧民、相撲・・・そんなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
実際には、モンゴルはここ15年で国内総生産(GDP)が約9倍に成長しており、成長が一時期より鈍化したとは言え、2018年には6.9%を誇ります。2018年には一人当たりのGDPは4000ドルを超え、さらに新ウランバートル国際空港の開港や、世界トップの人口比日本留学率に見られる親日などビジネスを行うにはプラスの要素が多く、今後ビジネスチャンスの可能性が広がることが推測されます。本セミナーでは、そんなモンゴル市場の最新情報をご紹介しました。

会場の様子1

モンゴル在住17年、現在JICA専門家としてモンゴル日本人材開発センターに所属されている中村功氏より、「モンゴルビジネスの現状・可能性・問題点」と題し、モンゴル経済状況や、モンゴルビジネス成功のカギ、日本企業のモンゴル進出の可能性についてご講演いただきました。インターネットで検索しても出てこないモンゴルの実態、中村氏ご自身の経験からの貴重なお話を聞くことができました。鉱業に依存する経済ではなく、自立した安定的な経済発展を目指し、産業の多角化を進めていかなければならないと述べられ、日本企業のモンゴル進出にあたって、強力なサポートを約束していただきました。

会場の様子2

続いて、実際にJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業制度を活用して、モンゴルでの事業展開に挑戦されている企業様にご登壇いただき、体験談をお話いただきました。
株式会社丸上製作所 軌道部品部 技術顧問 鵜飼 常夫氏は現在モンゴルにて実施中の「鉄道カーブ区間用レール締結装置の普及・実証事業」の副業務主任者として、現地でのビジネス展開に繋げるべく、日々奮闘されています。公金を使って実施するJICAの本事業での苦労やそれでも本事業を活用するメリットなど、実際に事業をされている企業さんならではのご講演をいただきました。これから、応募を検討されているいう企業様の参考になったのではないでしょうか。

JICA中部では、今後も企業向けにこのようなセミナーを開催して参ります。
セミナーのご案内はHPのイベント情報やメールマガジンからご覧いただけます。

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