ひろばニュース

海外展開におけるJICA支援事業活用法セミナーを開催しました!

2019年9月27日

第1部 海外展開におけるJICAの上手な活用方法

株式会社ヘリオス・ホールディングス 業務・マーケティング部 部長 今泉優介氏

JICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業に採択されたら、現地でのビジネスは本当に成功するの?
このようなことをお考えの企業を対象に、JICA支援事業をどのように活用すれば海外展開を成功に導くことができるのかについて、既にJICA支援事業を上手く活用して、バングラデシュ、メキシコでビジネス展開中の株式会社ヘリオス・ホールディングス 業務・マーケティング部 部長 今泉優介様にご講演いただきました。

まず、途上国ビジネスは手間も時間もかかり、最初は持ち出しが多くなる可能性を前提として考える必要があるというお話しをいただきました。その上で、公的機関の様々な支援制度の活用は有益だが、ビジネス展開を成功に導くには自社で徹底的にビジネス展開について考え抜くことが重要であると言及されました。
また、JICAの支援事業の活用に当たっては、十分な社内の実施体制を整える必要がある一方、中小企業が単独で海外展開をするよりもJICA支援事業を活用することで拡がるビジネスチャンスがあることをお話しいただきました。

第2部 惜しい企画書・イケてない企画書の共通点

会場の様子

何度も応募しても、不採択…。自分たちの企画書の何が問題なの?
これからJICAに応募しようと思っているけど、準備は十分だろうか?
このようにJICA支援事業への応募を具体的に検討している企業を対象に、JICA事業へ応募するための企画書作成のポイントを具体的な事例を踏まえ解説しました。

企画書の作成において最も重要なことは、進出しようとしている国のお困りごとがなぜ発生しているかの分析(開発課題の分析)、これらの分析に基づき自社の製品・技術はどのようにその問題をビジネスを通して解決できるのかの検討(解決アプローチ)、そして、その社会課題解決ビジネスを成功に導くために、JICAと一緒にできること・すべきことがは何か(ODA事業計画)が、論理的に組み立てられていることが必要である旨を説明しました。

JICA中部では、今後も企業向けにこのようなセミナーを開催して参ります。
セミナーのご案内はHPのイベント情報やメールマガジンからご覧いただけます。

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