「中央アジアビジネスセミナー」をジェトロ地域統括センター（中部）・名古屋市と共催

延べ50名の方にご参加いただきました

中央アジアでのビジネス展開を検討する一般企業を対象にした「中央アジア・ビジネスセミナー」を、ジェトロ地域統括センター（中部）及び名古屋市との共催で開催し、延べ36企業・団体、50名の方にご来場いただきました。

ジェトロ企画部　下社氏の講演の様子

はじめに、ジェトロ企画部の下社氏にご登壇いただき、中央アジア5ヵ国（ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン）概要、中央アジアで日系企業がビジネスをする上でのプラス面とマイナス面について、具体的に解説いただくとともに、既に中央アジアでビジネス展開をしている日系企業の活動状況について、お話いただきました。

三所長に対する質疑応答の様子

続いて、JICA中央アジア3ヵ国（ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン）より事務所長が来日・登壇し、各国の基本情報、現地ニーズ、日系企業にとってビジネスチャンスのある産業分野、日系企業が投資する上での魅力、日系企業の進出事例について、写真を交えてお伝えしました。

（株）デジタル・ナレッジ　齋藤氏の講演

実際にJICAの民間連携事業（中小企業・SDGsビジネス支援事業）を活用し、キルギス及びウズベキスタンにて事業展開をしておられる、（株）デジタル・ナレッジ執行役員の齋藤氏にご登壇いただきました。
同社概要、JICA民間連携事業の利用経緯、キルギスにおける政府機関職員（税務署）の能力工場のための学習管理システムの導入にかかる案件化調査内容から、現在の事業活動、ウズベキスタンにおける地方学校職員の能力向上及び教育格差是正学習管理システムにかかる普及・実証ビジネス化事業の内容、JICA民間連携事業の利用メリットについて、現地の様子も交えつつお話いただきました。

内閣官房オリ・パラ推進本部　木村氏の講演

内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進事務局の木村氏より、オリンピック・パラリンピックのホストタウンについて、経済交流を含む様々な交流形態、企業との連携事例、2020年に開催するホストタウン事業についてご紹介いただきました。

名古屋市によるタシケント市紹介ビデオ放映

最後に、東京オリンピック・パラリンピックのウズベキスタンのホストタウンである名古屋市よりウズベキスタン・タシケント市の紹介ビデオを放映いただきました。

3時間で8講演という盛沢山の内容になりましたが、各国の現状について、現場の声や、迫力ある映像も交えてお伝えする中で、質疑応答でも多くの方より活発にご質問をいただき、セミナー終了後にも各登壇者へ質問する方が絶えないなど、中央アジア各国への魅力をより一層身近に感じていただく機会となりました。

JICA中部では、今後も企業向けにこのようなセミナーを開催して参ります。
セミナーのご案内はHPのイベント情報やメールマガジンからご覧いただけます。