ひろばニュース

映画「バレンタイン一揆」上映&トーク

2020年2月3日

チョコレートの原料であるカカオの木

2月2日(日曜)に、「映画『バレンタイン一揆上映&トーク』を開催しました。
初めに、映画の舞台であるガーナとチョコレートの原料であるカカオについて紹介しました。普段食べているチョコレートですが、その原料であるカカオの実が木になっている映像を見た参加者は、実の付き方に大変驚いている様子でした。

ガーナの資料の展示

次に、フェアトレードに関するドキュメンタリー映画を鑑賞しました。ガーナで児童労働の問題を知った日本の普通の女の子3人が、チョコレートを通して世界の問題について考え、フェアトレードでつくられたチョコレートを買うことがバレンタインにすべき大切なことと感じ、みんなでフェアトレードのチョコレートを買う「バレンタイン一揆」というイベントを企画するという内容です。
参加者の皆さんは映画を通して、行動を起こす大切さ、そして難しさを感じているようでした。

会場内には実際にガーナで販売されていたチョコレートや缶詰、子どもたちが使用する教科書などを展示し、映画鑑賞後の休憩の時間に多くの方々が、これらガーナの物品を熱心に見ていました。

林口氏のフェアトレードに関する話を聞く様子

最後に、実際にフェアトレードに携わる有限会社フェアトレーディング/フェアビーンズの林口宏氏から、フェアトレードのしくみやフェアトレード商品になる原料の生産者の思いなどのお話を聞きました。参加者の皆さんにとって、暮らしの中で実践できる国際協力の方法について考える機会となったようです。

イベント終了後には、「バレンタイン前に改めてチョコレートについて考えることができてよかった」「同年代の人たちが行動を起こしていて活力をもらった」という声や、「一人一人の力は微力だが、決して無力ではない。できることを見つけて続けようと思う」という前向きな意見などがありました。

なごや地球ひろばではこのような映画上映のイベントのほか、親子向けやJICA海外協力隊関連など、様々な国際協力に関するイベントを実施しております。国際協力に関する展示も行っており、イベントへの参加はもちろん、来館していただくことで、世界について学ぶことができます。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

開館時間—10時から18時
休 館 日—月曜日、年末年始
※月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休館日となります

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