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海外研修員向けの「総合的な廃棄物管理」研修で加山興業株式会社様の企業見学を行いました。

2020年2月13日

海外研修員向けの「総合的な廃棄物管理」研修で加山興業株式会社様の企業見学を行いました。

企業説明の様子

プラント見学の様子

日本の廃棄物管理を学ぶため、中部センターにて研修コースを受講中のアフリカ各国から来た研修員6名が、研修の一環として、加山興業株式会社様の千両リサイクルプラント(豊川市)の見学を行いました。
加山興業様は、JICAの民間連携事業を活用し、ラオスにて、医療系廃棄物の管理改善に取り組まれています。

◆加山興業様事業内容説明
まずは、加山興業様の日本での事業・取り組み紹介と、ラオスでの現在の事業について、ご説明をいただきました。
事業内容では、廃棄物処理の細かい工程や仕組みを分かりやすくご説明いただいただけでなく、地域の方を巻き込んでの環境教育や見学受入、自社人材派遣によるSDGsワークショップの実施、養蜂の取り組みなど、環境問題全般に全社を挙げて真摯に取り組む姿勢が伝わってきました。
また、実際にラオスでの「普及・実証・ビジネス化事業」の様子もご説明いただき、ハードとソフトの両面からラオスでの廃棄物処理環境の改善に取り組まれている様子が伝わってきました。
発表内容に対して、研修員からは、とくにラオスでの事例紹介を受け、日本のような大型でないラオスでの小型の廃棄物処理施設は、自国でも適応可能な規模であると考え、積極的に質問を行っていました。
なお、ご説明はご自身もラオス出身のスクサワン様より行っていただきました。

◆プラント見学
説明の後、プラント見学させていただき、実際に様々な場所から運ばれた廃棄物が分別されていく様子やリサイクルの過程を見ることができました。
研修員は特に、プラスチックの処理ができ、燃料費の節約にもなるRPF(Refuse Paper and Plastic Fuel)の技術に興味を持った様子でした。

最後になりましたが、ご多忙の中、研修員に対し、分かり易く様々なご説明をいただいた加山興業株式会社の皆様、ありがとうございました。

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