トピックス(2017)

第2回JICA中部開発教育・国際理解教育ネットワーク会議を開催しました!

2018年2月1日

JICA中部では、「開発教育」「国際理解教育」をキーワードに、教育現場等で実践している方やこれからの実践に関心のある方々が出会い学び合う機会をもつことで、地域における人と人とのつながりを広げることを目的として、開発教育・国際理解教育ネットワーク会議を開催しています。

2回目となる今回は、総勢40名の方にご参加いただき、午前中は東京とTV会議回線をつないだセミナー、午後には地域で活躍する「愛知国際理解教育勉強会AIUEO」のみなさんによるワークショップを実施しました。教育現場におけるSDGsの実践からヒントを学びインプットした後、参加型学習を通じて仲間と意見を出し合い自身の考えをアウトプットする1日となりました。

午前の部:セミナー「地球と世界をつなぐSDGs」 —国際理解教育・開発教育・ESD等関係者のつながりと相互の学びを通じて—

午前の部は、東京とTV会議回線をつなぎ講師からお話しを伺いました。

愛知国際理解教育勉強会AIUEOのみなさんによる参加型ワークショップ。

東京会場とTV会議回線をつなぎ、3名の講師陣からお話しを伺いました。

<講師>
・黒田かをり氏  (一般財団法人CSOネットワーク事務局長・理事)
・佐藤真久氏  (東京都市大学環境学部教授)
・松倉紗野香氏 (埼玉県上尾市立東中学校教諭)

SDGsが作られた背景や現在の日本のSDGs達成度、個人の強みを活かして相互補完・連携することの意義・効果、そして学校現場でのSDGs実践の具体的な事例などについて、講師の方々からお話しを伺いました。

とくに松倉先生による中学校での実践事例の中では、学校内のいたるところに貼られている委員会活動に関する掲示物には、生徒がSDGsの17のゴールと結び付けて作成していました。その成果として、「自分の参加により社会を変えることができる」と考える生徒が半数以上に上っていることが紹介され、SDGsと教育現場とを具体的に結びつける方法やその成果を知ることができました。
参加者のみなさんが、今後それぞれ国際理解教育の実践において、SDGsを授業等に取り入れることで、どんな児童生徒の姿を目指すと良いのかを学ぶ貴重な機会となりました。

午後の部:参加型ワークショップ体験 (ワークショップファシリテーター:愛知国際理解教育勉強会AIUEO)

学生さんも、お父さんも、みんなで同じ課題解決に向けて意見を出し合います。

参加者全員がワークショップ実践者であり体験者。仲間が集まり意見を出し合うことで、新たな気づきが生まれます。

JICAボランティア(青年海外協力隊)等の経験者を中心に、現在教育に取り組んでいる仲間が集まり、国際理解教育の実践を通じて日々研鑽を積んでいらっしゃる「愛知国際理解教育勉強会AIUEO」のみなさんをファシリテーターとしてお迎えし、「断ち切れ!貧困サイクル」ワークショップを実施しました。
それぞれのグループごとに貧困解決に向けたプロジェクトを計画しましたが、普段から国際理解教育に関心のある参加者の方々から実に多様な意見が出され、実際海外で実施されているプロジェクトに近い現実的な提案が作成されました。
最後には全員に向けてプロジェクト内容を発表しましたが、どのグループも関係者になりきり、自信をもって提案を行い大いに盛り上がりました。初めて会う方も多い中、非常に温かい雰囲気のワークショップとなり、どんな意見も受け入れられる環境を土台とする国際理解教育の素晴らしさを改めて実感することができました。

また、ワークショップ後には参加者同士による意見交換を行い、ワークショップを提供する側の意図や工夫点を学ぶと共に、参加した側からの感想やアイディアを共有することで、参加者全員にとって今後の実践のヒントを得られる場となりました。

今回ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!不定期ではありますが、今後も開発教育・国際理解教育をキーワードに地域におけるネットワークを広げることができる本会を開催していきたいと考えていますので、ぜひご期待ください。