トピックス(2018)

ガーナで活かされる日本の産業技術教育の経験

2018年5月14日

2017年に日本との国交樹立60周年を迎えたガーナからうれしい便りが届きました。
2016年と2017年にそれぞれ実施した「産業技術教育」研修に参加した研修員2人の帰国後の活動状況をご紹介します。

この研修は、JICA中部で実施されたもので、日本の技術教育を学び日本のモデルを用いて技術教育と経済発展の連関を理解することを目標としています。また研修員には、研修の一環として自国で実施可能なアクションプラン(行動計画)を作成することが求められています。

クララさんの帰国後の活動(所属:技術職業教育訓練評議会事務局)

クララさんが開催に尽力した開発パートナーとのワークショップの様子

2016年に実施された研修に参加したクララさん。クララさんは、研修で学んだ日本の職業訓練学校のシステムを用いて作成したアクションプランをもとに、ガーナ政府をサポートし、進路指導手法と中学生向け指導要領の改善を行いました。進路指導手法と指導要領の改善はTVET(職業技術教育訓練)の進路指導体制を発展させるという国家目標の一部です。
またクララさんは、アクションプランで記載した活動の一つとして開発パートナーが参加するワークショップの開催に尽力しました。
クララさんのアクションプランを基に、ガーナ教育事務所(GES)は、TVETの政策を試験的に実施するため、ガーナの全ての中学校に対して進路指導・相談に関する方針を示しました。

トーマスさんの帰国後の活動(所属:国立職業訓練センター)

実践的実験を行う日本人学生を紹介するトーマスさん(左端)

2017年の研修に参加したトーマスさんは、日本での研修時に、ガーナにおいて職業訓練分野で指導的な立場の政府機関であるNVTI(National Vocational Training Institute)の開発戦略計画に組み込むことが可能なアクションプランを考案しました。このアクションプランは、NVTIの事務局長によって承認され、トーマスさんは、NVTI主催の人材育成フォーラムでの発表の機会を得ました。この発表では日本での研修成果の紹介と、ガーナでの研修成果の適用方法が紹
介されました。発表後には、参加者及び関係者も日本
の技術教育・職業訓練モデルをガーナで適用することの重要性を理解していました。

クララさん、トーマスさんは、日本での研修を活かして、ガーナの技術教育・職業訓練モデルが改善されることを目指しています。

・コース名:産業技術教育
・技術研修期間:2016年10月〜11月
・研修員:16名

・コース名:産業技術教育
・技術研修期間:2017年10月〜11月
・研修員:20名