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世界の取り組み

事例:シアバター産業支援を通じて現地女性のエンパワーメントと貧困削減を
ガーナ / 国連開発計画(UNDP)

シアバターを生産するガーナ女性(写真提供:千葉康由氏)/ ©UNDP
出典:UNDP駐日代表事務所ウェブサイト
シアバタープロジェクト(北部ガーナにおけるシアバター産業支援を通じた現地女性のエンパワーメントと貧困削減)は、シアバター産業を持続可能なビジネスとして強化するための支援を通じて、北部ガーナの女性のエンパワーメントと貧困削減の促進を目指しています。
 
シアバターがもつ産業としての可能性に着目し、生産に携わる女性たちの技術・主体性を最大限に引き出しながら、多角的な支援を実施。産業の活性化を図り、ガーナの貧困地区の女性の経済的・社会的エンパワーメントや生活水準向上へ貢献することを目指しています。

事例:女性の貧困削減プロジェクト
アフガニスタン / 国際協力機構(JICA)

過去23年間に及ぶ紛争とその後のタリバン政権のもと、女性は政治的、社会的にきわめて制限された中での生活を余儀なくされ、女性の労働参加は進んでいません。また15歳以上の成人の非識字率は男性48.1%に対し女性78.1%と格差があります。そのため就業も難しく、戦争で配偶者を失った女性や貧困女性には生計を立てる手段がほとんどありません。
 
このような状況に対し、2001年、女性の権利を回復し地位向上を図るため女性課題省が設置されました。JICAは2002年より短期・長期の複数のジェンダー専門家を派遣し、同省の体制整備を図ってきました。2009年からは「女性の貧困削減プロジェクト」を実施しており、女性課題省や関連省庁の職員の行政能力向上、そして最貧困女性の社会的・経済的状況の改善に関する支援を行っています。
 
このプロジェクトを通じ、アフガニスタンの女性たちの生活と地位の向上に貢献することが期待されます。