
インドネシアに売られている、マヨネーズのなかで人気の商品、日本の味の素が作った、「Mayumi」。実際に食べた日本人によると、酸味がやや強く「ザ!日本のマヨネーズ」と言う感じの味だそうです。日本の商品が海外で人気を博すことは珍しくありませんが、現地に暮らす日本人のほかにも、美味しさを求める人たちには、このマヨネーズの登場は嬉しいニュースだったのではないでしょうか。
味の素は世界各国で、そのまま「AJINOMOTO」として知られています。しかし、この会社、インドネシアでの商品名にはチャーミングなものが多いようです。例えば、先述のマヨネーズは「Mayumi」ですし、コンソメの顆粒は「AJINOMOTO Masako」。オイスターソースは「AJINOMOTO SAORI」。まるで、味の素家の娘たちといったところですね。インドネシア支社のアイデアなのでしょうか。
海外では、日本のイメージを日本語や日本人の名前で表現した商品が見られますが、女子の名前シリーズは家庭の味を表現するのにぴったりなのでしょう。
香辛料が多く、スパイシーな味つけの多いインドネシア料理。一般的な調味料にはエシャロット、ニンニク、唐辛子、胡椒、ウコン、ガランガー、レモングラス、キャンドルナッツ、トラシ、ココナッツミルクなどがあります。また、ケチャップマニスとブンブ・カチャン(ピーナッツソース)は数多くのインドネシア料理に使用される。ケチャップマニスとココナッツミルクは万能調味料であり、又どんな料理にもインドネシア料理特有の調味料「サンバル」が必要です。この様な、調味料のラインナップに、マヨネーズが並ぶのは不思議ですが、だからこそ新鮮に感じ、新しい味付けとして楽しまれているのでしょう。
野菜料理と、揚げ物の多いインドネシア料理ですから、さっぱりしつつもコクのある、マヨネーズは意外と合うのかもしれません。
インドネシアという言葉は、ギリシャ語の「インドス(indos)」と「ネソス(nesos)」という二つの単語から成っており、”東インドの島々“という意味を持っています。インドネシアは主要な5島と中規模な群島を含めた約17,000以上の島々から成り立っています。これは世界一の国土の島数です。この国には、約490の民族集団がそれぞれの多様な民族文化を継承しいまでも息衝いています。つまり、それだけ食文化も広く様々であり、美味しいものがたくさんあると言うこと。さらに、美しい自然と動植物の多様性も保持され、訪れる人を魅了してやまないのです。
【参照】
https://www.visitindonesia.jp/
「インドネシア居座り日記」
http://blog.ishizuka-takao.net/article/61301599.html
「Ajinomoto Indonesia」
http://www.ajinomoto.co.id/retail-brand