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日本の支援による井戸建設現場を水利・保健両大臣が視察

掲載日:2010年2月8日

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掘削井の前で知事(右)の説明を聞く水利大臣(中央)と保健大臣(左)

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井戸水が放出される様子を喜ぶ両大臣

2010年1月27日、ニジェールで実施中の無償資金協力「ティラベリ州ギニアウォーム撲滅対策飲料水供給計画」の井戸建設現場に、ニジェール国水利大臣と保健大臣、ティラベリ州知事が視察に訪れました。

ギニアウォームは水中のミジンコが感染源となり、皮下の水疱、発疹、発熱、悪心、嘔吐、下痢などアレルギーによる症状が現れる水因性疾患です。2006年以降、ニジェールでギニアウォーム症患者が発生しているのは西部に位置するティラベリ州のみであり、早急な撲滅宣言を目指すニジェール政府を支援するために本案件の実施が決定しました。主な協力内容はティラベリ州のティラベリ県とテラ県の2県において、人力ポンプ付深井戸給水施設120箇所の建設を行うものです。2009年11月から本格的な工事が開始し、現在22本の井戸の掘削が終了しています。

この日はテラ県の人口800人ほどの集落、Loga村で行われた揚水試験(掘削井の取水可能量を評価する)が視察対象となりました。ティラベリ州知事が案件概要を説明し、本案件の施工を請け負う(株)日さく・(株)利根エンジニア共同企業体のプロジェクトマネージャー井岡昭雄氏を大臣に紹介しました。続いて水利大臣がスピーチの中で日本政府への謝意を表し、ニジェール国民が安全な飲料水にアクセスできることの重要性と、給水率の低いティラベリ州で120本の井戸を建設する本案件のインパクトの大きさを強調しました。保健大臣は本計画がギニアウォーム対策を主眼としている点に触れ、最後に残ったティラベリ州のギニアウォームの発生をなくすことで、ニジェール国内でのギニアウォームを完全に撲滅できること、それを促進する本案件に大いに期待しているとの発言がありました。

早速水をもらおうとバケツを手に集まってくるロガ村の人々

揚水試験に合格した掘削井はこの後、ポンプ場や外壁、排水路などが建設され、ハンドポンプが取り付けられて完成します。2010年2月中には今年度実施予定の22本全ての井戸が完工する予定です。