平成27年度第3次隊青年海外協力隊修了式

青年海外協力隊平成27年度第3次隊103名の修了式を執り行いました。派遣国は22か国。隊員代表の謝辞は宮崎充正さん(マラウイ・理科教育)が務めました。宮崎さんは謝辞の原稿を書いている時に号泣してしまったそうです。隊員たちは年明けから順次それぞれの国へ出発して行きます。

2015年12月16日

隊員代表謝辞(全文)

隊員代表
宮崎充正さん(マラウイ・理科教育)

修了証書授与

修了証書を受け取ったら国ごとにメッセージ

激励の辞
ポルトガル語講師Ms.Maria Iuza

ピアノ演奏 笠井由季隊員
(ラオス・青少年活動)

隊歌「若い力の歌」斉唱

修了式後に壮行会

隊員達の出発の様子

謝辞

 本格的な冬の到来を迎え、ここ二本松訓練所にも雪が降り積もる季節となりました。本日は洲崎所長をはじめ、スタッフの皆さま、来賓の皆さまのご臨席のもと、このような盛大な修了式を挙行していただきましたこと、謹んでお礼の言葉を申し上げます。私たち、青年海外協力隊平成二十七年度第三次隊総勢103名は、本日一人として欠けることなく派遣前訓練を終えることになります。

 まだ暖かさの残る十月八日、期待と不安を胸にここ二本松の地に辿り着いたことがつい最近の事のことのように感じられます。あの日、バラバラだった私たちの行く道が初めて交差しました。駅では二本松市民の方々に歓迎され、少し緊張気味であった私たちの表情にも笑顔が見られるようになりました。あれから七十日間、短かったようにも思えますが本当に色々なことがありました。語学学習においては共に助け合い、励まし合い、夜遅くまで勉学に励みました。また様々な講座を通し、途上国の現状について学びを深めることができました。所外活動では市民の皆さまに手厚く受け入れられ、訓練所内だけでは学び得ない貴重な体験をさせていただくことができました。そして特に仲間との絆を深めることができたのが野外訓練です。宿泊用のテントをも吹き飛ばすほどの風雨の中、協力し合い、困難な環境の中で寝食を共にしました。今となってはこの訓練で行った一つ一つの活動がかけがえのない思い出であり、辛いこともありましたが、今ではその全てを笑い飛ばすことができます。

 このように、私たちは七十日間で多くのことを学び、今後の活動のための基礎を築くことができました。そしてその全ての活動は語学の先生方、スタッフの皆さま、商船三井興産株式会社の皆さまのサポート無しに語ることはできません。常に私たちのことを見守り、支えてくださった皆さまに感謝の気持ちを示したいと思います。授業の準備から班生活のサポート、そして充実した食事、常に綺麗に清掃された施設、それぞれが私たちの訓練をより良いものとしてくれていました。皆様のご支援の全てに、心よりお礼を申し上げたいと思います。

 私たちの訓練は本当にあっという間に終わってしまいました。ほっとしている反面、このように思う自分がいることも確かです。「やっと時間やスケジュールに縛られない日々に戻れる」や「やっとこの規則の多い環境から抜け出せる」といったものです。これからは早朝のラジオ体操やランニングも、語学の宿題も朝・夜の点呼もしなくて構いません。けれど訓練生活で身に付いたことを実践し、自分の行動に責任を持って生活していきたいと思います。また訓練が終わり、今からここにいる仲間と離ればなれになるという現実を、まだ飲み込めていない自分がいることも否定できません。たとえ派遣終了後に皆に会えるとわかっていても、今は寂しい気持ちを抑えることができず、この訓練をもっと続けていたいとすら思えてしまいます。ひょっとすると、これから任国へと派遣される者として、また公人として不適切な感情であるかもしれませんが、偽ることのできない正直な気持ちです。私にはもっとここにいる皆と長い時間を共に過ごしたかったと思えてしまいます。あるはずもありませんが、また明日も皆と同じ時間を過ごせるのではないかとすら考えてしまいます。

 しかしながら、それぞれが自分の道へと進んでいくことを認めなくてはなりません。寂しいながらも私たちは前に歩みを進めていかなくてはなりません。そしてその寂しさは、ここで出会えた全ての方が素晴らしい人たちであったということに他なりません。恐縮ではございますが、この場をお借りしてここにいる全ての方に感謝の言葉を述べたいと思います。皆さん、七十日間本当にありがとうございました。

 私事ではございますが、最後に夢の話をさせていただきたいと思います。私は幼少期より教師になることが夢でした。幸いにも私は理科教員として今回派遣され、アフリカの地にて教鞭をとるという夢を叶えることができそうです。しかし大人となった今では、加えてもう幾つかの夢があります。そしてついこの間も新しい夢を一つ持つようになりました。それは、二年後に帰国し、この場にいる皆さんと再会を果たすことです。一回りも二回りも皆さんと再会できることを心より願っております。そのために皆さん、必ず無事に帰ってきましょう。その日まで各々が全力で活動し、日々精進することをここに約束し、謝辞とさせていただきます。

   平成 二十七年 十二月 十六日
   平成 二十七年度 第三次隊
   青年海外協力隊隊員代表
   マラウイ国派遣
   宮崎 充正

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