【修了式】青年海外協力隊2017年度4次隊

2017年度4次隊青年海外協力隊66名の修了式を執り行った。訓練期間1/5〜3/15、派遣国数16か国。代表謝辞を務めたのは生活班1班の班長でモザンビークへ職種「コミュニティ開発」で派遣される小松万理子隊員。以下に全文の写しを掲載する。隊員達はこれから渡航準備を整えながら各都道府県知事・市区町村長へ出発の表敬訪問を行い、3月下旬からそれぞれの派遣国へ赴任していく。

2018年3月15日

隊員代表謝辞(全文)

福島県出身の佐藤正久外務副大臣から祝辞

語学講師代表からの「激励の辞」

修了証書授与

訓練所から巣立つ隊員達

 優しい日の光が安達太良山に積もった雪も溶かし始め、ここ二本松訓練所でも日に日に春の訪れを感じる季節となりました。本日は洲崎所長をはじめスタッフの皆様、ご来賓の皆様のご臨席のもと、このような修了式を挙行して頂き、心より御礼の言葉を申し上げます。

 私達青年海外協力隊2017年度4次隊総勢66名は本日派遣前訓練を終えることとなります。

 雨にも負けず、風にも負けず、雪にも、凍えるような二本松の厳しい冬にも負けない、丈夫な体を作り、睡眠不足と戦いながら語学に勤しみ、委員会活動に奔走し、青年海外協力隊として備えるべき自主性や協調性をこの訓練で培ってきました。入所当時は辛いことばかりでした。寒い、眠い、課題が多い、自由時間が無い。自分は日々の生活でいっぱいいっぱいなのに、周りのみんなはとても輝いてみえ、自分よりも能力があり、自分よりも協力隊に向いていると思える人達ばかりに感じました。自分はどうして協力隊になろうと思ったのだろう。自分は任地で何ができるのだろう。そんな自問自答をする中で、私を奮い立たせてくれたのは、仲間たちの言葉や行動でした。「疲れてない?ちゃんと休んでね」と気遣ってくれたり、「今日も授業がんばろう!」と励ましてくれたり、「こまっちゃんのこういうところがすごい!」「頼りになる!」と、自分では気づかない長所を見つけてくれたりしました。仲間に励まされるたびに、私自身もみんなのために行動したいと思うようになりました。そんな、相手を思いやる心、周りのために自ら動こうとする心で、この訓練所は溢れていたように思います。

 語学の課題に協力して取り組み、苦手な部分をサポートする姿。みんなのためになるようにと自主講座を企画する姿。率先して食事当番のボランティアをする姿。みんなで仲間の誕生日を祝う姿。私にボランティア精神を教えてくれたのはここにいる一人一人の仲間達でした。私には無いものを持っている皆のことを心から尊敬しています。たくさんのことを教えてくれた皆には感謝の言葉しかありません。

 ここで過ごした毎日は、一日の密度がとても濃く、忙しくも充実した日々でした。しんどくても楽しんでやった朝の体力づくり、お互いの人生観や熱意に触れたボランティアスピリット意見交換会、厳しい環境でもアイディアがあれば楽しめると知った野外訓練、二本松市民の皆さんと交流しながら多くを学んだ所外活動、どの訓練も私達に新たな気づきを与えてくれ、私達を成長させてくれました。辛かったことも楽しかったことも、ここでの思い出は全て、何年経ってもきらきらと輝いて、私達の人生の宝物になると思います。私達がこの訓練を修了することができたのも、多くの皆様の温かいご支援があったからです。いつも私達をサポートしてくれたJICA、JOCAのスタッフの皆様。美味しいご飯といつも清潔で快適な訓練所生活を提供して頂いた商船三井興産株式会社の皆様。親身になって指導してくれた語学講師の皆様。二本松を第二の故郷のように感じさせてくれた、二本松市民の皆様。本日この修了式にご臨席賜ったご来賓の皆様。そして、陰ながら私達を応援してくれた家族や友人。全ての皆様にこの場を借りて心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 入所前までは別々の人生を歩んでいた私達が、同じ志のもと、ここ二本松訓練所に集い、互いに刺激を受けながら、時に弱さを分かち合い、絆を深められたこと。この奇跡のような巡り合わせに感謝しています。本当はもっとたくさんみんなと語りたいこと、一緒にやりたいことがありますが、まもなく旅立ちの時です。これから私達が進もうとしている道は、決して穏やかなものではありません。心が折れそうになることも、自分に自信を無くすこともあるでしょう。でも、そんな時に、きっとこの70日間の思い出が、仲間の存在が、私達の背中を押し、前へと進む道を照らしてくれると信じています。世界も、自分も、変える。そんな2年間にしたいと思います。

 私達は福島に咲く桜を見ることなく任地へと旅立ちます。2年後、東日本大震災が起こってから10回目の桜が満開になる季節に戻ってきます。全員が無事に「ただいま」と、笑顔の花を咲かせて帰ってきます。訓練所で培った力を存分に発揮して、感謝の気持ちを忘れずに、任地では一生懸命に活動し、そして必ず無事に帰ってくることを約束し、謝辞とさせて頂きます。

2018年3月15日
2017年度4次隊
青年海外協力隊 隊員代表
小松 万理子


※ご本人の執筆した謝辞原文を尊重し漢字/平仮名/漢数字等の表記は原文のままとしています。

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