2018年度3次隊シニア海外ボランティア修了式

2018年度3次隊シニア海外ボランティア6名の修了式を執り行いました。訓練期間10/4〜11/7、派遣国数は6か国です。代表謝辞を務めたのはカンボジアへ「下水道」で派遣される秋葉潔成隊員で、以下に全文の写しを掲載します。シニア海外ボランティア達はこれから自宅での語学Webレッスンを受講し、12月末から順次任国に出発していきます。

2018年11月7日

シニア海外ボランティア代表謝辞(全文)

訓練修了証書授与

青年海外協力隊候補者から贈る言葉

シニア海外ボランティア6名が修了した。

シニア海外ボランティア代表謝辞

謝辞
朝日に映える美しい雲海と紅葉の山々に包まれたここ二本松訓練所も、日ごとに空気が冴え、冬の訪れを肌で感じます。
本日は、洲崎所長をはじめ、訓練スタッフの皆様、語学講師の皆様、施設管理者の皆様、JOCV候補者の皆様、そして来賓の皆様の御臨席のもと、かくも盛大に修了式を挙行していただきますことに、謹んで御礼の言葉を申し上げます。
私達二〇一八年度第三次隊シニア海外ボランティア六名は、本日をもちまして二本松訓練所での派遣前訓練を修了することとなります。一人も欠けることなくこの日を迎え、揃ってJICAボランティアの一員となりますことは、誠に大きな喜びであります。これから出発までは、訓練で培った語学力に磨きをかけるとともに、安全管理、健康管理、活動管理についても赴任後すぐ実践することができるよう、一層の自己研鑽に努める所存です。
私達六名は、まだ秋の陽気が残る十月四日、JOCV候補者の皆さんと一緒に二本松駅に降り立ちました。「いつか世界を変える力になる」その思いでJICAボランティアへの参加を決意したものの、任国でどのように活動を行えばよいのか、自分の語学力で通用するのか、任国の人びとの期待に応えることはできるのだろうか、入所時はそんな不安で一杯でした。
そのような気持ちを持つ私達を、福島県の皆様、二本松市の皆様、訓練所の皆様は、最上の訓練環境を整えて待ってくださっていました。JOCV候補者を合わせた総員百十九名は、この訓練環境のおかげで、候補者同士がすぐに打ち解け、課業に専念することができました。また所外に出掛けた際には地域の皆様に温かく声を掛けていただくなど、地域と一体となったこの訓練環境がすぐ好きになりました。「地域とJICAが一体となる」あるいは「地域とボランティアが一体となる」これは、任国の活動においても非常に大切だということを、地域の皆様から教えていただきました。
訓練当初に、洲崎所長から「なぜJICAボランティアになるのか。なぜ日本を離れて開発途上国でボランティア活動をするのか、皆さんの考えを見せていただきます。」との激励のお言葉をいただきました。そのときはまだ漠然とした活動目標だったものが、この三十五日間の訓練で、JICA、JOCA、語学講師の皆様に親身になって支えてくださいましたことにより、視界がより良好となり、明確に活動日標が見えてまいりました。任地で早く実践したい、今はそんな気持ちで一杯です。
施設管理者の商船三井興産株式会社の皆様、私達が安心して訓練に集中できるよう快適な環境を整えてくださり、誠にありがとうございました。施設内を常に清掃管理してくださったこと、二十四時間体制で私達の安全を見守ってくださったこと、バランスの取れた美味しい食事を毎食提供してくださったこと、皆様の支えなくしては今日を迎えることができませんでした。重ねて感謝申し上げます。
クメール語、スワヒリ語、ポルトガル語、マレー語、英語の各講師の皆様
For language instructors, Mr. Hak Thy for Khmer, Ms. Esther Samuel Kanomata for Swahili, Mr. Paulo Tahira for Portuguese, Mr. Saroni Bin Abdul Rani for Malay, and Mr. Matthew Kid Yomoah for English, I would like to express our appreciation to all of you. We spent a lot of time studying our target languages with you. Some trainees started learning a new language while others improved their basic skills. You always cheered us up and led us with enthusiasm. Without your help, we would not be here now. We are so grateful for your dedication and kindness. We hope to keep in touch with you. Thank you very much.
そしてJOCV候補者の皆さん、派遣前訓練も折り返し地点まで来ました。これまで皆さんのバックグラウンドや将来の夢、任地での活動目標など、多くのことを聞かせていただき、私達にとっても大きな学びと刺激になりました。残りの訓練生活は、さらに寒さも増し、訓練内容もより高度になっていくものと思います。これまで同様健康と安全に留意していただき、仮想任国のこの地で、自分の持てる知力、胆力、語学力、コミュニケーション力を最大化させ、夢の実現に向けてそれぞれの地へ出発してください。任国では、幅広い人脈、固い友情、たくさんの思い出を築いてください。そしてお互いに、必ず生きて日本に帰ってきましょう。私達もそれを約束いたします。
最後に、本日ここにお集りのすべての皆様の今後ますますの御健勝、並びに世界の平和と安定を祈念し、シニア海外ボランティア六名の感謝のことばといたします。

平成三十年十一月七日
二〇一八年度第三次隊 シニア海外ボランティア代表 カンボジア派遣 秋葉 潔成

※ご本人の執筆した謝辞原文を尊重し漢字/平仮名/漢数字等の表記は原文のままとしています。