2018年度4次隊シニア海外ボランティア 修了式

2018年度4次隊シニア海外ボランティア2名の修了式を執り行いました。訓練期間1/8〜2/11、派遣国数2か国。代表謝辞を務めたのは、タイへ職種「水産開発」で派遣される西川正一さんです。以下に全文の写しを掲載します。シニア海外ボランティアの方々はこれから自宅での語学のWebレッスン受講し、3月末から順次任国に出発していきます。 

2019年2月14日

代表謝辞(全文)

シニア海外ボランティア2名、左からタイ派遣の西川正一さん、ベトナム派遣の泉安佐さん

謝辞
本日は洲崎所長はじめ、訓練スタッフの皆様、語学講師の皆様、施設管理の皆様、そしてJOCVの皆様のご臨席のもと、かくも盛大に修了式を挙行していただきますことに、謹んでお礼申し上げます。
新年1月8日、私たち2018年4次隊ボランティアは二本松駅に降り立ちました。思いがけず「にほんまつ地球市民の会」のみなさんのあたたかい出迎えを受け、感動しているうちに、粉雪舞う訓練所に到着しました。人里離れたこの広大な施設でこれから過ごしていかなければならないのかと不安を覚えましたが、その不安はすぐに払しょくされました。それはこの訓練所を支えるすべてのみなさんのおかげでした。
スタッフのみなさんは誰もが気さくで明るく、私たちをやさしく包み込むようにサポートして下さいました。大変心強く感じました
語学の先生、タイ語のユイ先生、ベトナム語のファン先生は、覚えの悪い私たちに、根気よく親身に指導して下さいました。おかげで現地でコミュニケーションをとれるイロハはなんとか習得することができたと思っています。
そして、毎日おいしい食事や施設維持管理などで陰から私たちを支えて下さった多くのみなさん、この素晴らしい環境のなかで訓練に集中できたのは、みなさんのお蔭です。本当にありがとうございました。
そして、私たちが訓練所の生活のなかで最も感銘を受けたのがJOCVの若いみなさんでした。異質な私たちを仲間として受け入れて、親しく接してくれました。おかげで毎日穏やかに心地よく生活することができました。感謝しています。毎日皆さんの姿を見られることが幸せでした。
みなさんとの生活のなかで思い出したのが金子みすずの詩でした。「みんなちがってみんないい」。それぞれのみなさんが個性的で輝いていました。保守的傾向にある若者の風潮の中で、自分を磨くため、世界をよくするためという大志を持って集まってきた情熱がうかがえました。日本の未来に希望を与えてくれました。みなさんの底抜けの明るさや溢れんばかりの情熱に触発され、私たちも新たな熱い決意を持つことができました。
現在の世界に目を向けますと、大国が覇権を競いあい、平和な世界の実現が難しくなってきているように思えます。
私たち日本のボランティアが任地におもむき現地での活動をとおして現地の人たちと親しく付き合う、この草の根の活動こそが、人間の安全保障であり、平和な社会を構築するための最も効果的な取り組みであると信じます。
私たちボランティアは互いに手を取り、励ましあいながら、任国での活動において、胸を張れる成果をあげてこようではありませんか。
私たち全員元気に任国に赴任し、現地の人々と喜びを共にし、たくさんの体験を持って帰って、笑顔でまた再会できることを強く願っています。
若い力に栄えあれ。若い命に栄えあれ。
最後に、本日ここにお集まりのすべての皆様の今後のますますのご健勝、並びに世界の平和と安定を祈念し、シニアボランティア2名の感謝のことばといたします。

平成31年2月11日   
2018年 4次隊    
シニア海外ボランティア代表
タイ派遣 西川正一    

※ご本人の執筆した謝辞原文を尊重し漢字/平仮名/漢数字等の表記は原文のままとしています。