十二徳堡郷における住民の健康向上のための女性リーダー育成プロジェクト(中国)

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村の風景 ロバの荷車は人も物も運びます

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血圧測定の方法について学ぶ女性リーダーたち

中国の農村では水道、下水道、道路などのインフラが整備されていない地域があります。このような農村では伝統的に塩分や油分の多い食事を摂取していたり、喫煙率が高かったりといった状況がいまだ多く見られます。こういった状況を改善するため、十勝インターナショナル協会では、中国遼寧省朝陽市の農村住民の健康向上を目的とした保健衛生や食生活改善に関する地域提案型のプロジェクトを実施しています。

このプロジェクトは、朝陽市喀左県十二徳堡郷(ちょうようし かさけん じゅうにとくほごう)内の13の村の婦女連合会の女性リーダーを育成し住民全体に効果を波及させるために、日本国内での研修と、研修フォローアップのための専門家グループの現地への派遣を行うものです。日本の研修では、保健師や栄養士、地域の女性団体が、病気を予防するための減塩・減油を意識した調理方法や喫煙の弊害などをわかりやすく説明し、健康向上について指導します。研修を受けた女性リーダーは、日本で得た知識を自分の村に持ち帰って普及活動を展開します。研修の約1か月後には、研修講師を現地に派遣し、研修を受けた女性リーダーたちの活動のフォローを行います。現地で新たに発見した問題について指導を行うほか、過去に研修を受けた女性リーダーと座談会を開き、女性リーダーの活動ぶりを共有する機会を作っています。

本事業は、人対人の良好な友好関係に支えられ、地域住民の健康に対する意識の向上と女性リーダーの育成が徐々に進んでいます。