おすすめ図書

国際協力・開発教育関連のおすすめ図書、JICA北海道(帯広)広報誌「もしり」やJICA広報誌「mundi」掲載図書などを紹介します。

(注)本ページに掲載の図書はJICA図書資料室に所蔵しておりますので、どなたでも自由に閲覧・貸出できます。

国際協力・開発教育関連図書

『バターが買えない不都合な真実』

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編著 山下 一仁
発行所 株式会社 幻冬舎

2014年からバターが不足し、スーパーに行くと今でも「バターは1人1つ」などの制限が書かれた張り紙を目にします。なぜこんなにもバター不足が続いているのでしょうか。農水省は、その理由を「生乳の生産量が落ちたから」などと説明。
しかし、元農水省の官僚で農政アナリストの山下一仁氏は、「それはうわべの事情にすぎず、実際はバターを作る過程で同時に生成される‘あるもの’が強い影響力を持っている」と指摘します。
バター不足が起きた本当の理由や、これまで外部にさらされることのなかった酪農・乳業・牛乳・乳製品の世界に隠されている、複雑な事情や秘密に迫る一冊です。

『バッタを倒しにアフリカへ』

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著者 前野 ウルド 浩太郎
発行所 株式会社 光文社

著者の子どもの頃からの夢は、なんと「バッタに食べられたい」ですって!虫をこよなく愛し、虫に愛される昆虫学者になりたかったという著者。
アフリカではバッタが大発生して農作物を食い荒らし、深刻な飢饉を引き起こしていることを知った著者は、バッタが大発生することで定評のある西アフリカのモーリタニアに単身渡航。
しかし、待ち構えていたのは大干ばつの影響で肝心のバッタがいない、無収入に陥るなどの不幸続き。果たして著者の行方は?
本書は著者が人類を救うため、そして、自身の夢を叶えるためにバッタと大人の事情を相手に繰り広げた死闘の日々を勢いたっぷりの文章で綴られた一冊です。

『アフリカ料理の本』

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編著 白鳥 くるみ
発行所 アフリカ理解プロジェクト

アフリカ料理と聞くと、どんな料理を想像しますか。
見たこともない野菜や果物を使った独特の料理ばかり、そう想像するでしょう。
どこか遠く感じるアフリカ料理ですが、本を開くと、私たち日本人にも馴染みがあるようなスープや美しい色合いのサラダ、おしゃれな飲み物などバラエティーに富んでいます。
実はこの本、レシピの食材は身近に手に入る食材で本場の味を再現できるよう工夫されています。しかも簡単でとっても美味しい!
食を通じて、未知な国の文化に思いが馳せる、そんな一押しの一冊です。

『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』

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著者 ルカ・サンテ、GO飛鳥
発行所 株式会社 学研プラス

ケニアのマサイ族について、テレビや本でご覧になったことはありますか。
本書はマサイ族の生活はもちろん、仕事やファッション、子育てなど、私たちが思う素朴な疑問をユーモア溢れる写真とストーリーで次々と解決してくれます。便利で安全な生活環境にいる私たちには、決して想像もつかないようなマサイ族の生活の工夫や斬新な過ごし方に対して、ボケ、ツッコミを交えながら取材をする著者に思わず笑ってしまう一冊です。

『わたし、南の島で先生しました』

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編著 奥野 歩
発行所 株式会社 翔雲社

国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊と聞いて、頭に浮かぶことは何ですか。技術者が現地に赴きインフラを整備したり、医学分野の方たちが現地の医療改善、指導することなどを思い浮かべる方が多いでしょう。実際、派遣される職種は100を超え、内容は日本語教師、音楽指導、柔道や水泳の指導、カメラ撮影技術の指導など様々。
本書を手掛けた奥野歩さんは、ミクロネシア連邦にあるポンペイ島のカトリック小学校で音楽を教えていました。現地派遣から帰国まで、目まぐるしく過ぎていく斬新な日常が読者を夢中にさせる文章表現で綴られています。読者があたかも現地で彼女の活動を見学しているかのような気分になる、そんな一冊です。

『未来を変える目標SDGsアイデアブック』

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編著 一般社団法人 Think the Earth
監修 蟹江憲史 マンガ ロビン西

SDGs(エス・ディー・ジーズ)=持続可能な開発目標という言葉を新聞やニュースで耳にしたことがありますか。
これは2030年までに先進国も新興国も途上国もみんなで協力してより良い未来をつくろうと国連で決まった17個の目標を意味します。 本書では「人や国の不平等をなくす」、「住み続けられるまちづくり」、「つくる責任、使う責任」など、それぞれの課題について個人から企業までの未来を変える斬新なアイデアを楽しいイラストや漫画と共に紹介。 子どもから大人まで未来へ向けた「世界の今の取り組み」が楽しく学べる一冊です。

もしり掲載図書

『アフリカローズ 幸せになる奇蹟のバラ』

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著者 萩生田 愛
発行所 エスプレ

人々魅了する鮮やかな色彩。アフリカの大地を彷彿とさせる力強さ。そんなケニアのバラを贈り物に…。贈る人、贈られる人みんなが幸せになるバラの販売を始めた著者。バラを贈った人たちの心温まるエピソードに始まり、販売店をオープンさせるまでの経緯、ケニアで感じた想いなどを美しいバラを写したページと共に送る1冊です。

『なくなりそうな世界のことば』

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著者 吉岡 乾/イラスト 西 淑
発行所 株式会社 創元社

「ちゃんとドーしたか?」— さて「ドー」とは一体何のことでしょうか。 これはミャンマーなどの一部地域で話されているラワン語で、十分に火が通るまで食材を弱火で煮込むことを表しています。世界で話されている言葉の数はおよそ7,000。しかし、ラワン語のように少数の人が限られた地域で使っている“小さな”言葉が次々に消えようとしているのです。本書は世界の50の少数言語の中から各言語の研究者たちがその言葉らしさを感じる単語を選び、ユーモア溢れるイラストと共に紹介。
考えたこともないような遠いどこかで、聞いたこともないような名前の言葉が話されていることに思いが馳せる、そんな一冊です。

『誰も知らない世界のことわざ』

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著者/イラスト エラ・フランシス・サンダース、訳 前田まゆみ
発行所 株式会社 創元社

「あそこでクマが踊っているよ!」、「エビサンドにのってすべっていく」、「ガレージにいるタコのような気分」— 謎に満ちたこれらのことわざは、一体どこの国の表現でどんな意味があるのでしょうか。本書は、そんな世界の言葉や文化からの特有の表現をかわいらしいイラストと共に紹介。
地域によって、食べるものや着ている服が違うように、ことわざだって違うのです。ユニークな表現に思わずくすりとせずにはいられない。そんな奇想天外なことわざの世界へ連れて行ってくれる一冊です!

『世界手芸紀行』

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編集 春日一枝(Bahar)、毛糸だま編集部
発行所 株式会社 日本ヴォーグ社

世界の特色あふれた色鮮やかな布や刺繍は、見ているだけで気持ちをワクワクさせてくれます。本書にはそんな手芸に魅了された日本人女性たちが登場。彼女たちの活動は、生産者とともに物づくりをしたり、現地の手芸を習得して日本に広めたりと様々です。“好き”を仕事にした魅力的でパワフルな女性たちが「こんな生き方もありますよ」と教えてくれる一冊です。

『シャプラニール流 人生を変える働き方』

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発行所 株式会社エスプレ

“国際協力”という壮大な言葉にどこか難しさを感じていたタレントの藤岡みなみさん。開発途上国で働く人やそのサポートをする人が感じた“縁”や“つながり”から、「世界を変えるのは、あくまでも個人の個人的な想いだと確信した」と綴られています。難しくない、もっと身近な“国際協力”を感じる1冊です。

『農家になろう(9)[畑作農家 中藪俊秀]ジャガイモとともに』

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写真 小椋 哲也
編集 農文協
発行 一般社団法人 農山漁村文化協会

「種イモをつくる農家は病気を出さないよう、高い栽培技術が求められる手間のかかる仕事だが、社会的にも認められた誇り高い仕事」−そう話すのは、十勝地方南西部の原野をからだひとつで切り開き、畑へと変えてきた開拓農家の四代目、中薮俊秀さん。JICA事業でも研修員の受け入れ等でお世話になっています。「農家は経営者だ」と考える中藪さんの大地への想い、品種への想いや人との出会いについて記された一冊です。

『ぼくは13歳 職業、兵士。』−あなたが戦争のある村で生まれたら

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著者 鬼丸昌也、小川真吾
発行 合同出版株式会社

世界には5歳で強制的に小型武器を持たされ、兵士にされた子どもたちがいるのをご存知ですか。
人を殺す練習をさせられたり、麻薬、アルコールで恐怖心を麻痺させ、地雷探知機として危険な地雷原を歩かされたり、軍隊から厳しい処罰や任務を強いられた、困難で恐ろしい子ども兵の問題が書かれています。今でも心の傷や後遺症で苦しむ子どもたちから、平和の中にいる私たちに向けた大切なメッセージが込められた一冊です。
是非ご一読ください。

『世界のだっことおんぶの絵本 だっこされて育つ赤ちゃんの一日』

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文 エメリー・バーナード
絵 ドゥルガ・バーナード
監訳 仁志田博司/園田正世
発行 メディカ出版

世界中の赤ちゃんは、どんなふうにだっこやおんぶをされているのでしょうか。グアテマラの山に住む赤ちゃん、バリ島に住む赤ちゃん、中央アフリカの熱帯雨林に住む赤ちゃん、北極の入り江に住む赤ちゃんなど、世界中の赤ちゃんのだっこやおんぶのされ方や、その地域の人々の生活風景を伝えます。

mundi掲載図書

『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』

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作 ジョン・キラカ
絵 さくま ゆみこ
発行所 西村書店

むかしむかし、日照りが続いて食べ物がなくなってしまった土地に、たわわに実のなる大きな木が一本。その実が採れずに困った動物たちは、賢いカメにどうしたら良いか聞きに行くことに。小さなノウサギが“自分が行く”と名乗り出たものの、大きい動物が行くべきだと反対され、ゾウとスイギュウが出掛けるのだが-。タンザニアの南西に住むフィパの人々が語り継いできた愉快な昔話を、同国の近代絵画ティンガティンガで描いた一冊だ。

『ぼくは13歳、任務は自爆テロ。テロと紛争をなくすために必要なこと』

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著者 永井 陽右
発行所 合同出版

30年以上続く内戦の終わりは見えず、無政府状態が続き、自爆テロが頻発するソマリア。どうしたらテロをなくすことができるのか。著者は2011年にNGO「日本ソマリア青年機構」を立ち上げ、2017年からはNPO法人「アクセプト・インターナショナル」の代表理事として、ソマリア人ギャング団やテロ組織から足を洗った若者を社会に復帰させるプロジェクトに取り組んできた。「テロリストとして生まれた人は誰一人いない」。国際協力の中でも置き去りにされがちなギャングやテロといった課題に真正面からぶつかる強い信念が伝わってくる。

『仕事とわたし、どっちが大事なの?国連ママの子育て記』

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著者 森田 宏子
発行 文藝春秋企画出版部

国連で30年にわたるキャリアを持つ著者。国連職員だろうとどんな職業だろうと、急に子どもが病気になることもあれば、日々の食事を用意したり勉強を教えたり、時には子どもの友人問題まで、子どもの成長とともにさまざまな育児の壁にぶつかるのに変わりはない。それでも、「どんなに大変でも、仕事と家庭のふたつの世界があることは救いだった」と振り返る。女性のキャリアと育児の両立を目指し、子どもの力を信じて壁を乗り切ったワーキングマザーの奮闘記。

『日本人の9割が答えられない世界地図の大疑問100』

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編者 話題の達人倶楽部
発行所 青春出版社

「アフリカ大陸の最南端は喜望峰じゃなかった?」「海がないのに海軍がある国があるってホント?」「タイの首都バンコクの名前がやたらに長いのはなぜ?」。世界地図をつぶさに見ていくと、新しい発見があったり、常識と思っていたことが実は違ったりする。そんな疑問や謎、不思議の数々を100個集めた本書には、世界の国々を身近に感じられる地図雑学がつまっている。

『WOMEN EMPOWERMENT 100世界の女性をエンパワーする100の方法』

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著者 ベッツィ・トイチュ
訳者 松本 裕
発行 英治出版

「貧困に苦しむ女性」と聞いてイメージするのは、ただ助けを待つだけの女性たちの姿ではないだろうか。しかし、世界の女性は自分たちで水質を検査したり、村で貯蓄貸付グループを組織したりするなど、貧困から脱出するために奮闘している。この本では、保健や農業、情報通信技術(ICT)、法的ツールなどの11のテーマを取り上げ、具体的なプロジェクトを紹介しながら女性のエンパワーメントを通じた貧困の解決策を提案している。取り組みは、「読者が実行できるアイデア」「現地で手に入る材料で作れる」など、分かりやすく整理されており、読むだけでなく、活用できる一冊となっている。

『青年海外協力隊の軌跡と展望 世界を翔ける日本青年の素顔』

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著者 杉下 恒夫
発行所 万葉舎

世界各地で、地元の人たちと力を合わせて地域問題の解決に貢献する日本の若者たち-青年海外協力隊の存在を知る人が増えている一方、その具体的な活動内容や彼らの奮闘ぶりはあまり知られていない。青年海外協力隊は50年の歴史の中で、時勢を反映したニーズに応え、任務を遂行してきた。見知らぬ土地で、現地社会に溶け込んで問題解決に尽力する隊員の熱い思いと、彼らが各地に残した功績を振り返り、新しいステージに向かう協力隊の在り方を探る。

『マラス 暴力に支配される少年たち』

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著者 工藤 律子
発行所 株式会社 集英社

長年、中米のストリートチルドレンを取材し、NGO代表として支援を続けてきた著者。近年、マラスと呼ばれる地元ギャングの暴力を逃れてアメリカを目指す子どもたちが増えていることを知り、その実情を取材するためにホンジュラスへと赴いた。かつてはマラスの一員として名をはせたが、神に救いを求めて足抜けした青年たちと彼らを見守る支援者、追っ手を逃れてメキシコやアメリカを目指した少年たちなど、マラスの暴力に直面してきた人々の目を通して中米の苦悩を描き出す、第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。

『ワールドシネマ・スタディーズ 世界の「いま」を映画から考えよう』

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編者 小長谷 有紀/鈴木 紀/旦 匡子
発行所 勉誠出版 株式会社

見る人の心を躍らせる銀幕は、社会を映し出す鏡でもある。近年の社会を鋭く描いた映画39本を選び、背景についての解説や課題解決に向けた考察を添えて紹介する本書は、映画を通して世界の“いま”を旅するための格好のガイドブックだ。世界各地から集まった映画が、国境、移民、ジェンダー、家族、多文化共生など、カメラ越しに切り取られたさまざまな問題を理解し、社会の在り方を考えるためのヒントを提供してくれる。映画好きもそうでない人も楽しめる1冊。

『世界の難民の子どもたち (2)「イラン」のナビッドの話』

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監修 難民を助ける会
作 アンディ・グリン
絵 ジョナサン・トップフ
発行所 株式会社ゆまに書房

クルド系イラン人の男の子ナビッドが、難民となり体験したことを絵本にした本書。ナビッドが4歳のとき、彼の父親は政治的な理由で命の危険を感じ、やむなくイランから逃れる。その後、ナビッドも母親と共に父親を追って国外に脱出。安住の地までの旅路の中で経験した恐ろしい出来事や数々の苦労を、ナビッドの視点から描く。「世界の難民の子どもたち」は、アフガニスタン編やジンバブエ編などもある全5巻のシリーズだ。祖国を離れざるを得なかった人々が抱えるさまざまな事情や苦しみ、希望などを、難民の子どもたちの目を通して伝える。

『ナショナル ジオグラフィック傑作写真 地球の真実』

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編著 日経ナショナル ジオグラフィック社

127年の歴史を持つ『ナショナル ジオグラフィック誌』に掲載された写真の中から、厳選された95点を収めた本書。紛争地帯で生き抜く少女から、平和な国で暮らす若者、躍動感にあふれる野生動物、壮大な自然まで、さまざまな地球の姿を捉えた写真集だ。全ての写真に撮影したカメラマンの一言が添えてあり、1枚1枚、写真の世界観に浸りながら楽しむことができる。収録作品には、岩合光昭氏や野町和嘉氏など、日本人写真家のものもある。ドキュメントでありながら、芸術的な美しさを放つ写真を通して、地球の真実をのぞいてみよう。

『世界で一番美しい海のいきもの図鑑』

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著者 吉野雄輔
発行 創元社

海の中には、私たちがまだ知らないユニークな生き物が数多く存在する。本書は、潜水歴40年、世界80ヵ国以上を旅してきた写真家が出会った海洋生物の写真375点が収録されている。思わず息をのんでしまうような美しい色をした魚や、この世のものとは思えない不思議な姿をしたプランクトンなど、生命の神秘や一瞬の輝きを捉えた写真とともに、生態にまつわる興味深いエピソードも多数紹介。ページをめくり、知られざる海の世界を旅してみよう。

『子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。世界から児童労働をなくす方法』

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白木朋子 著
合同出版

世界中の人たちに愛されているチョコレート。しかしその原料となるカカオは、学校に行かずに働く子どもたちによって作られている。そこでガーナのカカオ農園で働く子どもたちを救おうと、認定NPO法人ACEが取り組んでいるのが「スマイル・ガーナプロジェクト」。教育の大切さを伝え続けたことで、現地では次第に学校に通う子どもたちが増えていった。そして日本でも、学生や企業の間にある変化が。カカオ生産の裏側にある児童労働の実態や、私たちができる国際協力の形について考えることができる一冊だ。