【もしり電子版】「JICAボランティア 現地レポート」佐藤夏美さん(グアテマラ共和国)

中標津町出身の青年海外協力隊隊員、佐藤夏美さんがグアテマラ共和国から現地の様子を伝えてくれました。2017年6月より子どもたちに体育を指導している佐藤さんが現地で何を見て、聞いて、感じたのかをまとめてくれました。

2018年6月25日

グアテマラ共和国での体育隊員としての活動

まずは先生方に体育の楽しさを伝えることが大切

現地の先生と共に学びあう研修会

自主的に体育の勉強会に参加してくれた先生方

笑顔は世界共通

友達と楽しそうに走る子供たち

みなさん初めまして、中米のグアテマラという国で体育隊員として派遣されている佐藤夏美です。私はグアテマラ西部に位置する、トトニカパン県モモステナンゴ市(標高2200m)の教育委員会に配属され、体育科教育の発展と推進のため、現在36校の小学校で活動しています。

任地モモステナンゴは私の出身地の中標津よりも何もなく、ここにはスーパーもなければ郵便局もありません。ですが、地域でとれた新鮮な野菜や果物が市場で手に入るので生活には不自由していません。特に、グアテマラではトウモロコシをよく食べるため、北海道を近くに感じることができます。

みなさん、中南米と聞くとどんな人柄を想像するでしょうか。おそらく多くの人が、陽気で明るい性格を想像すると思います。実際にここに来る前の私もそうでした。しかし、グアテマラ人はとてもシャイで陽気にダンスをするような人はあまりいません。内向的な人が多いように感じます。ですが、一度友達になると、本当の家族かのように外国人の私を迎えてくれて、家に招待してくれたり、いつも気にかけてくれたりと、人の温かみをとても感じます。

私の活動内容は教員を対象に定期的に体育に関する研修会の実施や、小学校の巡回指導を行うことです。課題としては、教員が体育に関する知識を有してないことから、途上国で圧倒的人気を誇るサッカーや、バスケットの試合をするだけの授業やただ校庭を走り回るだけの授業が展開され、子供たちの心の成長や人間形成といった子供たちが主体的に考え、行動する時間がほとんど無い事です。そのため、週一回の勉強会や、体育専門の先生と協力し指導参考書の作成を行い、日本の体育科教育の押し付けではなく、現地にあった体育科教育を現地の先生方と共に考え、子供たちのためにより良い体育の授業が展開されるよう活動しています。

私の任期は残り1年となりました。初めは言葉の壁に悩んだり、文化の違いに戸惑い心が折れそうな事もたくさんありましたが、その度に子供の笑顔に救われました。そんな子供たちに、より良い教育とより良い生活が届けられるよう、現地の先生方と共に一歩ずつ進んでいこうと思います。

【佐藤 夏美さんのプロフィール】

出身地:北海道中標津町
派遣先:グアテマラ共和国、トトニカパン県モモステナンゴ市
配属先:トトニカパン県教育事務所
職 種:体育
活動内容:トトニカパン県モモステナンゴ市にて、教員に対して体育教育の研修会やスポーツ大会等各種イベントの企画・実施を通じて、同市の児童たちの健全な育成を目指す。
派遣期間:2017年6月~2019年6月(予定)

★道東出身者の活動現場レポートや、JICAボランティアの様子を詳しく知りたい方は以下のHPもご覧ください。