【もしり電子版】ABE研修員が世界的カンファレンスに参加!

ABEとは、アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ「修士課程およびインターンシップ」プログラム Master's Degree and Internship Program of African Business Education Initiative for Youthの略です。

2018年7月17日

「第48回ザンクトガレンシンポジウム」 スイス ザンクトガレン大学

ABE研修員のイドリッサさん

「ザンクトガレンシンポジウム」は、スイスで開催される今後世界のリーダーになり得るような若者を集めて、ディベートする機会を提供するシンポジウムです。事前にエッセイを募集して選抜された世界中で200名の若者が招待され、JICA北海道(帯広)で研修を受けているABE研修員イドリッサさん(ガンビア出身)が自発的に応募したエッセイが認められ、今回招待されることになりました。

イドリッサさんにQ&A方式でシンポジウムや開催地の様子などをインタビューしましたので、是非ご覧ください。

Q.ザンクトガレンシンポジウムとは?
A.ザンクトガレンシンポジウムは、スイス ザンクトガレン大学で毎年5月に開催されている、現在のリーダーやこれからを担うリーダーの世界的会合です。ISC(留学生委員会)により主催されており、ザンクトガレン大学の学生により構成されています。
このシンポジウムの目的は、経営、政治、市民社会についてのトピックを現在やこれからを担うリーダーたちが有益な議論する環境を提供することです。このシンポジウムが終わるころには、学生たちは、世界中から参加した多くのリーダーたちと途切れることのない関係を作ることでしょう。
適切な人が適切なトピックに選ばれることで、参加者同士の議論、軋轢、健全な交流を促進させる環境を作り出します。このシンポジウムは、世界中の指導者や有能な若手に意義のある変化を作り出すため、私たちの世界に最も関係する問題について新たな見識を与えてくれます。


Q.なぜエッセイを書こうと思ったんですか?
A.理由としては、エッセイコンテストが大学院生を対象にしていたということ。第二にトピックが面白そうだったからです。「人工知能の活用」というトピックで、AIについて更に調べるようになりました。もう一つの理由としては、世界的なコンテストであるということです。AIと共に働く未来のためのアイディアや解決策を持つ1,000人以上の学生と競い合う機会を得ました。最終的に文章を書くのが大好きになりました!それは冗談ですが、参加することが自分のスキルや知識を紹介する機会であり、もし自分が選ばれれば、世界的イベントに参加するチャンスが得られるからです。


Q.エッセイのテーマは何ですか?
A.エッセイのテーマは、「AI:人類は無敵である」です。


Q.エッセイを書き上げるのにどのくらい掛かりましたか?
A.リサーチと書くのを合わせて4日ほど掛かりました。
AIに関する学問的な最新のニュースをリサーチするのに週末の2日間を使い、十分な情報を集めた後に、エッセイを書き始め、2日間で書き上げました。


Q.シンポジウムの参加者について教えてください。
A.シンポジウムの参加者としては、エッセイコンテストの最優秀者、大学関係者、政治指導者や企業の経営幹部、技術専門家、若手起業家、これまでに行ったシンポジウムの参加者、ザンクトガレン大学の学生がいました。


Q.シンポジウムに参加してみた感想は?
A.サンクトガレンシンポジウムは、世界規模のカンファレンスです。正直言って、自分の予想以上でした。シンポジウムは、とても良く組織されていましたし、発表者はとても雄弁に話し、トピックはとても適切で、人々の興味を掻き立てるようなものでした。加えて、参加者それぞれの努力によって繋がりが生まれました。


Q.大学のキャンパスの様子を教えてください。
A.大学のキャンパスは、とても学び易い環境にあります。緑がたくさんあり、一面に木々や花々があります。施設も申し分ありません。しかしながら、高地にあるのでキャンパスまで行くのにはちょっと大変です。キャンパスまで行く前に汗をかいてしまいました。スイスは非常に山が多いので、多くの人がとても高い丘の上に住んでいます。


Q.現地はどのような気候ですか?
A.ザンクトガレンの気候はとても帯広に似ています。暑い地域から来た人は、肌寒い天気に時々不満を漏らしましたが、私は北海道から来たので、全然問題ありませんでした。


Q.ザンクトガレンの街の雰囲気はどうですか?
A.ザンクトガレンの街はとても小さいですが、とても活気に満ちた街です。レストランやバーはいつも人でいっぱいです。きっと地元の人たちは、家族や友人といつも楽しんで過ごしているんだと思います。小さいけど美しい街には多くの人が住んでいます。


Q.地元の人とのエピソードを教えてください。
A.私はバスに乗りたかったんですが、周囲の人は助けたくないかもしれないと思っていました。
しかし地元の人たちはバス停の場所を教えてくれたり、私が出会った人は、バス料金の支払い方やどこで降りなければいけないかまで説明してくれました。私はとっても嬉しかったです!


Q.今回の旅でできた知人・友人はいますか?
A.たくさんの参加者と友達になりました。様々な人種や大陸から来た人たちです。私は2人の日本人参加者とたくさんの時間を過ごしました。多くの人と連絡先を交換し、彼らが将来日本に来たり、ガンビアを訪れる時には、彼らと会うことを約束したりしました。


Q.最後に、今回の体験を今後にどう活かしていきたいですか?
A.このシンポジウムに参加したことで、多くのインスピレーションを得ることができました。その上、同じような研究をしている学生や大学関係者に会う機会もありました。彼らと多くの情報を交換することができました。
自分たちの研究分野や卒業後のチャンスについて、お互いにアドバイスをしていきたいと思います。


【イドリッサさんのプロフィール】
氏 名:Edrissa DALDEH(イドリッサ バルデ)
出身国:ガンビア
研修コース:アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ「修士課程およびインターンシップ」プログラム 第3バッチ
研修期間:2016年8月27日~2019年8月26日

<帯広での研修内容について>
私は修士課程で食品化学を専攻しています。研究テーマは、PCR-DGGE解析法を用いたピーナッツ微生物の解析です。必修コースは修了したので、現在は、自分の研究に専念しています。

<母国での仕事について>
私はガンビアの食品安全品質管理局で勤務しています。ガンビアで水や飲料を含む食品の安全と品質管理を公式に行う代表団としての権限を持つ唯一の国家管轄機関です。