【もしり電子版】「JICA海外協力隊 現地レポート」深津奏瑛さん(ラオス人民民主共和国)

北海道網走市より、JICA海外協力隊の助産師としてラオス人民民主共和国に派遣されている深津奏瑛(ふかつ かなえ)さんが現地の様子を伝えてくれました。

2019年3月11日

ラオス人民民主共和国での助産師隊員としての活動

正しい蘇生を出来ることを目標に、新生児蘇生について意見交換。深津さん(右端)

ユーファイをして、産後の身体を温めます。火傷や脱水を防ぐため、熱くし過ぎず行えるよう伝えています。

実習に来た看護学生さんに乳児の予防接種について教えています。深津さん(右端)

同僚と共に結婚式に参加。着ているのはスア・シンと呼ばれるラオスの正装です。(深津さん左から3番目)

川と子どもたちが日々の癒しです。

さばいでぃー!(こんにちは)
ラオスに助産師として派遣されている深津奏瑛です。私はルアンパバーン県の北部、ナムバーク郡の郡病院で母子保健の向上に向けて活動しています。

ラオス人は挨拶代わりに「キンカオ!(ご飯を食べよう)」「キンビア!(ビールを飲もう)」と声をかけてくれます。散歩や市場に行くにも時間がかかりますが、そんなラオスのご近所付き合いも楽しんでいます。休日は、大家さんと農作業や料理をしたり、大家さんの子どもたちと遊んだり、シーズンになると結婚式に参加するなどして過ごしています。

活動としては、主に産科病棟で現地スタッフと共に妊婦健診・乳児の予防接種、分娩、産後のケア等を行っています。診断・治療に関する技術面や人材不足など課題も多くありますが、できる限りのよい医療を提供できるよう、日々活動しています。
現在は外来や分娩の合間に、女性とその家族に向けた健康教育を行おうと活動しています。ラオスでは産後に、ベッドの横で火を焚く「ユーファイ」や厳しい食事制限の風習が現在も残っています。また、母乳栄養についての知識も言い伝えから得ていることがほとんどです。ラオスの文化を残しつつ、安全な産後と新生児の生活を送れるよう定期的な健康教育を取り入れていきたいです。

任期は残り約3カ月となりました。ラオス人と一緒に働くうえで嫌なこと悩むこともたくさんありますが、妊婦さんや産後の女性とその家族が喜んでくれ、感謝を言葉にしてくれるおかげで何度も救われました。楽しいことも嬉しいこともラオス人のおかげです。活動も生活も、ラオス人と過ごす1日1日を大切に過ごしていきたいです。


【深津 奏瑛さんのプロフィール】
出身地:北海道網走市
派遣先:ラオス人民民主共和国
配属先:ナムバーク郡病院
職 種:助産師
活動内容:ラオス北部の郡病院において、母子保健の分野をメインに看護技
     術・看護サービス向上のための指導・助言を行う。
派遣期間:2017年6月~2019年6月(予定)