【草の根技術協力】草の根技術協力をきっかけにハラル対応和菓子を輸出販売へ!

2019年3月27日

~とかち製菓 農林水産大臣賞を受賞~

吉川農林水産大臣から表彰状を授与された駒野社長

表彰式典にて自社の取組事例を紹介する駒野社長

パネルディスカッションにて発言する駒野社長

ハラル認証の証であるJAKIMハラルロゴが表示されたとかち製菓の和菓子

帯広商工会議所・武田部長とJICA関係者も表彰式典に同席しました

和菓子製造・販売の(株)とかち製菓(北海道中札内村、駒野裕之代表取締役)が、我が国の農林水産物・食品の輸出に取り組む優良事業者として、「平成30年度輸出に取り組む優良事業者表彰」の農林水産大臣賞を受賞しました。
2016年1月から2019年1月までの3年間実施した、草の根技術協力事業「フードバレーとかちを通じた地域ブランドとハラル対応による産業活性化及び中小企業振興プロジェクト」(実施団体:帯広商工会議所)では、十勝の持つ「食」に関する技術やノウハウ、地域特性を活かした「フードバレーとかち」政策による産業活性化の経験を活用し、ともに食産業での地域ブランド確立に取り組んでいるタイ・チェンマイ県とマレーシア・ケダ州の両地域に対して技術支援を行ってきました。
とかち製菓は、タイに本物の和菓子を届けたいと、タイへの海外進出を考えていたことから、上記プロジェクトの前フェーズより草の根技術協力事業に関与してきました。2014年7月に本邦研修でとかち製菓を見学したアンバン・ドロンガン社からマレーシアで大福を生産したいとのリクエストを受け、2014年12月にはマレーシアで和菓子セミナーを開催し、その後もアンバン・ドロンガン社との交流が続き、2015年5月にアンバン・ドロンガン社とマレーシアでの大福の製造委託契約を締結しました。その後、更なる海外ビジネス拡大のために、2018年2月には日本の工場でも大福をはじめ和菓子8品目の製造に関するハラル認証を取得し、現在は日本国内で製造したハラル大福を冷凍コンテナで輸出し、イオンマレーシアにてハラル大福を販売する等、海外への輸出に積極的に取り組んでいます。
3月15日に開催された表彰式典にて駒野社長は、大福の品質を維持しながら、販売価格の安さを実現し、ハラル認証を取得するためのご苦労、工夫を分かりやすく説明されました。会場からは、前向きかつあきらめない駒野社長の取り組みに大きな拍手が送られました。
駒野社長は会社を起こして以来7年間、海外業務は1人で担当され、マレーシアイオンとの商談を月1回行うため、50回のマレーシア通いをされたそうです。表彰式に引き続き実施された、受賞者によるパネルディスカッションでは、駒野社長はこうした海外進出に至るまでの苦労話を紹介した後「会社の歴史は短く、規模は小さい。自分は日本語しかしゃべれない。でも海外進出できました!」と海外進出を目指す中小企業に勇気を与えてくれました。