【研修員学校訪問】研修員へ日本の文化を発信

2019年11月13日

<幕別町立幕別中学校への研修員学校訪問>

アイスブレイクはフルーツバスケットゲームで

フルーツバスケットゲームで盛り上がる生徒と研修員

十勝のソウルフードについて説明を受けるフィジーの研修員

生徒の学習成果を聞き入るブルキナファソの研修員

 10月25日、JICA研修員のゾンゴさん(ブルキナファソ)、ワイスさん(フィジー)、オティエノさん(ケニア)、ビクターさん(マラウイ)、ラリサさん(フィリピン)、パルマ—さん(ソロモン)、ビクさん(ベトナム)の7名が幕別町立幕別中学校(3年生32名)を訪問しました。
 歓迎セレモニーでは生徒が合唱を披露し、言葉や意味は通じなくても、研修員全員が歌声に感動し心温まる時間となりました。
 次に生徒と研修員がフルーツバスケットに挑戦。席に座れなかった1人は、自己紹介と自分の好きな物・事について英語で紹介する罰ゲームもあり盛り上がりました。生徒は緊張しながらも、日々学んでいる英語を使い自己紹介してくれました。研修員の紹介では、聞きなれない単語が出てきて一瞬混乱したものの、実は「サッカー」のことであり、通訳さんのサポートで日本語の発音と違うことが判明し驚きの時間もありました。
 体を動かし打ち解けた後は、生徒が事前に調べてまとめてくれた「Travel Guide」を使い、研修員に北海道、十勝、幕別の魅力をそれぞれ伝えてくれました。食べることが大好きな研修員は、十勝の銘菓や北海道のソウルフードについて興味津々の様子でした。
 続いて生徒が「エネルギー」、「ゆるキャラ」、「食」、「学校」のテーマごとに4グループに分かれ、これまでの取り組みを紹介してくれました。日本では有名な「ゆるキャラ」も英語で説明するのは一苦労。「エネルギー」のグループでは、身近なものを使った発電技術について紹介してくれましたが、どのグループも説明の難しい英語に挑戦する姿がとても頼もしかったです。また研修員も生徒の「伝えよう!」としてくれる姿に、真剣に聞き入っていました。
 最後はラリサさんより生徒へお礼の挨拶があり、「みなさんとの交流はとても貴重な経験となりました。ありがとうございます」と感謝の気持ちが伝えられ、フィリピンのお菓子とおもちゃもプレゼントされました。
 帰りのバスの中では、生徒が紹介してくれたお店に「いつ行くか、どこにお店があるのか?」など盛り上がっていました。JICAセンターに帰った後も「合唱がすばらしかった!日本の教育システムはすばらしいので、帰国したら家族や同僚仲間に絶対に伝えたい」など多くの感想が寄せられました。
 今回の学校訪問は研修員にとって、日本での忘れられない大切な思い出となったようです。

※研修コース:
課題別研修「地域住民の参加による持続的な森林管理」