【研修】JICA研修員が帯広市の「ほんわかファミリー教室」を体験

 11月28日、JICA研修員のヌティファファさん(ガーナ)、エヴィさん(インドネシア)、ティスカさん(インドネシア)、ファンジャさん(マダガスカル)、ソフィーさん(マラウイ)、アラさん(モザンビーク)、ミョーさん(ミャンマー)、アウンさん(ミャンマー)、エリザベスさん(ナイジェリア)、メリーさん(シエラレオネ)、ジョアンさん(東ティモール)、テンダイさん(ジンバブエ)の12名が、帯広市内の市保健福祉センターを訪問し、帯広市の母子保健の取り組みを視察しました。

2019年12月6日

研修員が沐浴と妊娠体験 出産前のサポートを学ぶ

市職員から沐浴の方法を学びました

妊娠シミュレーターを着用

 研修員は、市職員から帯広市の母子保健事業について説明を受けた後、初の出産前の夫婦をサポートする取り組みとして市が実施する「ほんわかファミリー教室」を体験しました。沐浴体験では、まだ首の座っていない赤ちゃんの人形を使用した沐浴に挑戦しました。また妊娠体験では、約8キログラムの重りが入った妊娠シミュレーターを着用した男性研修員が、歩く、座る、横になる、家事をする、といった日常生活の難しさを体験し、驚いた様子でした。
 研修員のジョアンさんは、「私たちの国にも両親学級はありますが、帯広市のような体験型のプログラムはありません。特に出産への実感が湧きにくい男性にとって、体験を通して妊娠期の理解を深めることは大変有意義だと感じました」と話していました。
 また研修員のミョーさんは、「夫婦で協力して子育てに取り組むよう促すことができる、大変良い取り組みだと感じました。すべての父親になる男性がこの教室を受けるべきだと思います」とコメントし、帯広市の取り組みを高く評価しました。
 研修員が、今回の体験を自国の母子健康・地域保健・栄養改善の取り組みに活かしてくれることが期待されます。

※研修コース:課題別研修「母子栄養改善」