第二次地震・火山観測網整備計画(第2期)

The Project for Improvement of Earthquake and Volcano Monitoring System(Phase 2)

終了案件

国名
フィリピン
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2002年6月~
供与額
9.10億円

プロジェクト紹介

フィリピンは環太平洋地震・火山帯に位置し、災害を受けやすい条件にあるため、地震・津波・火山噴火の観測精度の向上は喫緊の課題でした。日本は第一次協力により、地震観測装置などの整備を支援しましたが、この第二次計画(第2期)では既設の観測所への機材の拡充および観測地点の新設を支援しました。これにより、同国における地震や火山活動の検知能力の向上と、災害発生時の迅速な対策、被害軽減に貢献しました。また日本としても適切な観測情報の入手が可能になり、航空機の安全航行にも寄与しました。

協力地域地図

第二次地震・火山観測網整備計画(第2期)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 無償資金協力の支援対象の1つで、観測機材のアップグレードが行われたマヨン火山観測所の室内。現在も噴火を続けるマヨン火山を監視している。 

  • マヨン火山観測所に供与された地震計等の機材。 

  • マヨン火山観測所の外にある地震観測点の外観。 

  • マヨン火山の観測点の中に設置された地震計。 

  • マヨン火山の観測結果が記録されている地震計。 

  • 2009年12月末の噴火の際の地震計の記録。 

  • マニラに近く、現在も噴火活動の見られるタール火山。湖のなかの火山島にあるビニンティアン観測点。 

  • 無償資金協力で整備された無人の地震観測点の1つ(Butuan、ミンダナオ)。全国に無人の地震観測点を整備し、太陽光発電による電気と衛星通信を利用して地震計のデータを本部へ常時送信する体制が整い、本部での常時観測が可能となった。 

  • Zamboanga(ミンダナオ)の無人の地震観測点。トラック等の人工的な揺れの影響を受けないよう、町から離れた場所に設置されている。 

  • Pagadian(ミンダナオ)の無人の地震観測点。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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