地質科学研究所協力事業

パキスタンは、経済自立促進・経済基盤強化・産業発展と民生の向上の両立を目指し、鉱物資源の自力開発の推進に重点を置いていましたが、パキスタン地質調査所（GSP）は、資金・技術力の不足などから岩石・鉱物の分析のほとんどを海外に依存している状況でした。このため、同国政府は地質科学研究所（GeoLab）を設立し、日本の無償資金協力によって、1991年に建物と機材が整備されました。この協力では、GeoLabの研究者の能力向上を支援しました。これにより、同国の地質鉱物探査にかかる技術的支援システムの確立に寄与しました。