緊急給水計画

The Programme for Emergency Water Supply for Addressing Climate Change

終了案件

国名
モザンビーク
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
水資源・防災
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2009年3月~
供与額
10億円

プロジェクト紹介

この協力は、クールアース・パートナーシップの一環として、気候変動の影響などにより悪化したモザンビークのガザ州およびマプト州の給水・衛生状況を改善するために必要な資機材(井戸掘削関連機材、給水車、揚水試験用機材、水質分析装置、緊急事態対応のサイレン付き拡声器、手動ポンプ、環境教育用教材など)の調達を支援しました。日本は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD 4)などの場において、アフリカにおける貧困削減や食糧危機対応への取組みを表明しており、この協力はその一つです。

協力地域地図

緊急給水計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 取水の様子。周囲の井戸が全て故障しているため、この井戸にのみ頼って住民が集中してしまい混みあっている。 

  • 防災コミッティ(CLGRC) 作成のハザードマップ、自分たちの村落の地理的な情報を把握し、災害時の避難経路をシミュレーションしている。 

  • チクアラクアラ郡Via Eduardo Mondlane 集落の既存給水施設。動力ポンプで揚水している。太陽光発電による設備への変換を要請している。給水人口は約2500人。 

  • チクアラクアラ郡Via Eduardo Mondlane 集落の既存給水施設。1缶20メティカルで売買されている。郡管理のため、郡職員が直営で維持管理しており、資金管理等の状況は良好である。 

  • 家庭に置かれている水がめ、この大きさ(ドラム缶程度)で一家族約5人の一日あたり使用量だという(マプト州)。 

  • 手押しポンプ(Afridiv)の使用状況。住民はビドンと呼ばれる20リットルのプラスチック・ボトルで水を汲みに来ることが多い(マプト州)。 

  • 太陽光給水施設であったが、パネルが盗難に遭ったため現在は使用不能(マプト州)。 

  • 学校タイプの雨水集水システム。集水することを想定した屋根の構造になっている。集水した水は5000リットルタンクに貯蔵される(ガザ州)。 

  • 貯水タンクの取水口。原則的には学校で使用するための水であるが、週末や夜間に近隣の住民が取水してしまうため、満杯になっても1週間程度で使い切ってしまう。 

  • DNA発行の農村地域における井戸(深井戸・浅井戸)の建設および管理に関するマニュアル。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。