全国水資源管理開発基本計画策定プロジェクト

Project for Review and Update of Nigeria National Water Resources Master Plan

終了案件

国名
ナイジェリア
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2011年7月2014年1月

プロジェクト紹介

北部を中心として渇水が深刻化していたナイジェリアでは、1995年に日本の協力のもと、水資源開発に関する総合的なマスタープランを策定しました。しかし策定から15年以上が経過し、人口増加や経済発展による水需要の増大や、水資源管理行政の制度的な変更点、また気候変動などの影響による極端な気象現象など、現状とマスタープランとの間に乖離が生じていました。この協力では、今後の適切な水資源管理行政の推進に向けてマスタープランの改訂を支援しました。これにより、同国における持続可能な水資源管理・開発のための体制整備に寄与しました。

協力地域地図

全国水資源管理開発基本計画策定プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • ナイジェリアの水資源の象徴というべきナイジャ(Niger)川の様子。アフリカ有数の大河川であり、「ナイジェリア(Nigeria)」の語源ともなった河川です。 

  • 孤立丘(インセルベルク)と呼ばれる独特な丘陵です。先カンブリア代の古い地層が分布する地域に特徴的な地形です。ナイジェリアではどこでも見られる風景です。 

  • ナイジャ川は季節的に洪水が発生し広い範囲が氾濫し湿地となります。これをコントロールすることによって洪水氾濫域を農地化することが可能となり、本プロジェクトで検討しています。 

  • ナイジェリアには大規模なダムが数多く建設されています。写真のダムはそのひとつであり給水を目的としています。 

  • 本プロジェクトには多くのスタークホルダーが関わっています。プロジェクトの節目ごとにステークホルダー会議を開催し、プロジェクトの進捗について議論しています。(Abuja,2012年7月14日) 

  • ナイジェリア全国から各州の代表が首都Abujaに来てワークショップを行いました。代表者から各地域の水資源の特徴について発表がありました。(2011年10月20日) 

  • JICAプロジェクトチームは色々な機会を利用してプロジェクトの内容に関してナイジェリア国側に説明しています。この会議ではプロジェクトチームの報告書に対して活発な意見交換が行われました(2012年3月20日)。 

  • 村人がハンドポンプで地下水をくみ上げています。ナイジェリアでは井戸が重要な給水手段となっており、特に地方部では大部分の人たちが井戸に頼って生活しています。本プロジェクトでは井戸開発計画を提案します。 

  • この写真は水汲みに集まった人たちの様子です。ナイジェリアには貧困層が多く、水供給も決して潤沢ではありません。本プロジェクトでは給水率の向上のための方法を提案します。 

  • 本プロジェクトの運営委員会の様子です。プロジェクトに関する重要な決定はこの会議で行われます。(2012年7月10日)。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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