気象観測・予測・伝達能力向上プロジェクト

Project for Improving of Meteorological Observation, Weather Forecasting and Dissemination

実施中案件

国名
スリランカ
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2014年9月〜2017年8月

プロジェクト紹介

スリランカでは、毎年のように、洪水、サイクロン、土砂災害、強風や落雷により災害が発生しており、社会経済インフラなどの損壊による経済的損失が生じています。同国政府は、災害後の事後対応を中心とした政策を事前の予防(被害抑止・被害軽減)を主軸とした防災政策へ転換しています。しかしながら、防災省気象局(DOM)が行っている予報作業は、主観的解析の範疇を出ず、客観的な資料に基づく予報を行うなどの改善が課題となっています。この協力では、DOM本部を中心に同国全土において、気象観測や予報・警報・伝達能力の向上を支援します。これにより、気象災害による被害軽減を念頭に国民や防災関係機関による気象情報の適切な利用に寄与します。

協力地域地図

気象観測・予測・伝達能力向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • スリランカ気象局本局:良く整備されているスリランカ気象局本局の気象観測露場。 

  • プロジェクトキックオフミーティング:プロジェクトの活動の開始に伴うスリランカ気象局とのキックオフミーティングの様子。 

  • プロジェクトの活動計画(ワークプラン)を策定するためのスリランカ気象局との検討会議の様子。 

  • ガイダンス予報に関する研修:数値予報モデルの格子点値および自動気象観測装置の観測データを利用した気象予報ガイダンスを作成するための研修の様子。 

  • 注意報・警報に関する研修:スリランカ気象局の注意報・警報(大雨、強風、落雷)の向上させるべき現状の課題と改善手法を特定するための研修の様子。 

  • 防災アニメ制作に係る全体打合せ:自然災害から身を守るための教育ツールとしてアニメ制作を進めている中で、スリランカで頻発する自然災害を確認し、アニメのストーリーの骨格を固めていく様子。 

  • 土砂災害被災地視察:コロンボ県の南隣のカルタラ県での土砂災害の様子。山間にも住民が多く居住し、土砂崩れが起こると、人的被害を含む災害が起こりやすい場所のひとつである。 

  • スリランカ気象局のウェブサイトデザインに係る全体打合せ:スリランカ気象局のウェブサイトには管理する専門部署がなく、部間を跨ぐ体制でプロダクトの更新などを行っている。ウェブサイト改善の活動にあたり、関係部署合同での方針策定についての討議の様子。 

  • 自動気象観測所における避雷針増設作業の実習:落雷に対する脆弱性が特に高い自動気象観測システムが設置されている気象観測所(Polonnaruwa)において避雷針増設作業の実習を行っている様子。 

  • スリランカを支配する4つのモンスーンのうち、3月から5月中旬にかけて訪れる「第一インターモンスーン」による雨。特に4月後半からは、日中の強い日射による気温上昇で島の周囲から海風が集まることにより積乱雲が発生し、夕方に突発的なにわか雨・落雷がある。写真は午後7時前後の海沿いの様子。 

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