天津市第3ガス整備事業

中国の天津市は、上海と北京に次ぐ中国有数の大都市で、その経済発展は目を見張るものがあります。しかし、1994年当時でガス需要が供給能力を上回っており、ガス普及率も低く、今後さらなる需給ギャップの拡大が懸念されていました。この協力では、同市に日産100万立方メートルの石炭ガス化プラントおよび関連周辺施設（道路、給水設備、送電線、線路）、ガス輸送施設の建設を支援しました。これにより、ガス供給の安定化と石炭・重油からガスへの代替を図り、ガス需給ギャップの解消と環境改善に寄与しました。