2017年度帰国 青年海外協力隊(JOCV) 伊波 さと子(うるま市出身)

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職種:小学校教育
派遣国:ボリビア
配属先:オキナワ日本ボリビア協会
派遣期間:2016年7月~2018年3月
略歴:大学卒業後、県内の小学校で臨時教員として勤務。2010年から2年間、ボリビアにあるオキナワ移住地の学校で日本語教師を務める。2012年に帰国後、小学校教諭に本採用となり、2016年7月から青年海外協力隊として18年3月までオキナワ移住地で活動する。

インタビュー

1.任地の気候や食べ物、生活環境などを教えてください。
オキナワ移住地はボリビア第2の都市、サンタ・クルスから車で2時間のところにある。気候は雨期と乾季に分かれており、比較的暖かく過ごしやすい。オキナワ移住地では沖縄野菜のゴーヤーやナーベーラーも栽培されており、日本食を食べることができる。
2.活動された内容を教えてください。
移住地内にある2つの日本語学校で日本語や音楽、三線を教えていた。また、高学年に対してキャリア教育や移住教育を行った。移住教育のまとめとして「オキナワ紹介パンフレット」と「移住すごろく」を作成した。キャリア教育の一環として、職業体験イベント「お仕事ひろば」を開催した。
3.活動にあたり障がいとなったことやそれを克服していった事例があればお教えください。また活動はどうでしたか?
私は2回目ということもあり、すぐに活動を始めることができました。また、任期中にやりたいと思ったことのほとんどを実現することができました。それは、私の力ではなく配属先や移住地の方々の協力のおかげでした。私がしたことよりも、オキナワ移住地のみなさんから学んだことやしてもらったことのほうが多い活動期間でした。
4.失敗談や楽しかったこと、困ったこと、大変だったことは?
楽しかったことは、庭のアセロラの木からアセロラを摘み、ジュースやジャムを作ったり、庭の草刈りを自分でしたり、ガス管を自分で変えたりしたことです。「生きてる!」と感じることが多い生活でした。大変だったことは、大きな虫やヘビが家の中に出てくることです。一度は毒ヘビだと知らずに、生きたまま捕獲し、外に逃がし、移住地の人に「なんで殺さなかった!」と怒られました。
5.2年間のボランティアを漢字一文字で!
「学」
ボリビアの良さ、移住地の良さ、日本の良さ、沖縄の良さ、そしてそれぞれの違いを学んだからです。
6.これから海外に出ようとしているウチナーンチュに一言。
はじめの一歩を踏み出してしまえば、海外へ行くこと、生活することはどうってことありません。これまでとは違う価値観や文化、多様な人々との出会いが自分自身を成長させてくれます。新たな気づきとの出会いを楽しんでください!