2016年度帰国 青年海外協力隊(JOCV) 東蔵盛 希(石垣市出身)
職種:障害児・者支援
派遣国:ボリビア
配属先:PREEFA特別支援学校
派遣期間:2014年7月〜2016年7月
略歴:琉球大学教育学部卒業。
沖縄県内の特別支援学校にて勤務後、青年海外協力隊としてボリビアへ派遣、帰国。
インタビュー
- 1.任地の気候や食べ物、生活環境などを教えてください。
- 任地のキャッチフレーズは「暑くもなく、寒くもない住みやすい町」、そして「食べるために生き、生きるために食べる」。つまり、食事を大切にしているため、ボリビアの中でもご飯が美味しい町として有名である。
- 2.活動された内容を教えてください。
- 知的障害を有する4歳から28歳までの生徒が学ぶ特別支援学校において、美術、日常生活の指導等の授業改善を行った。
- 3.活動にあたり障がいとなったことやそれを克服していった事例があればお教えください。また活動はどうでしたか
- 私は音楽教師であるが、ボリビアの学校では美術の指導を求められた。これまで経験したことのない分野だったので手探りだったが、同じボランティアの美術隊員や配属先の先輩隊員にアドバイスを求めるなど、周りの人に助けてもらいながら取り組んだ。
- 4.失敗談や楽しかったこと、困ったこと、大変だったことは?
- 美術に対する考え方の違いを埋めることが難しかった。ボリビアでは「見本通りの作品をつくること」が良しとされている。「生徒が自分で考え、のびのびと制作したもの」を評価するという考え方はあまりなかった。作品の上手い下手ではなく、制作過程を大切に取り組む大切さを伝えることに苦労した。
- 5.2年間のボランティアを漢字一文字で
- 「幸」
現地の皆さん、隊員仲間のおかげで幸せをたくさん感じた2年間でした。
- 6.これから海外に出ようとしているウチナーンチュに一言。
- 「これだ!」と思うものに出会ったら、自分を信じてチャレンジしてください。不思議と道はひらけていきますよ。