平成19年度帰国 シニア海外ボランティア 砂川 忠雄

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職種:技術科教育
派遣国:サモア
配属先:教育スポーツ文化省 カリキュラム教材評価局
派遣期間:平成18年3月〜平成20年3月
略歴:教職経験36年で退職後3年目にJICAのシニア海外ボランティアに応募し、サモアに派遣され2ヵ年サモア教育省で勤務した。

インタビュー

平成20年3月にサモアから帰国された砂川さんに、シニア海外ボランティアの活動内容などをインタビューしました。

1. 任地の気候や食べ物、生活環境などを教えてください。
海洋性気候で日中は太陽が暑いが夜はクーラー、扇風機もいらないくらい涼しい気候です。人々の主食はタロイモ、バナナでココナツやしを料理に利用しています。畑が出来ない石ころだらけの土地でキャベツ、レタス等の野菜は高いのですが、魚等は安く買う事が出来ます。生活はマタイ(首長)を中心とした相互扶助の生活をしていて、人々は日曜日はほとんどの人が教会に行き心豊かな生活をしています。
2. 活動された内容を教えてください。
技術科教育の充実のために活動をしました。主に教師の研修会を実施したり、モデルスクールを4校指定し、そこを充実する事により周辺の学校に広める活動を実践しました。
3. あなたの現地での1日の生活について教えてください。
朝8時半に出勤し事務所で企画立案をカウンターパートと一緒にし、計画に沿って、教員研修をしたり、学校訪問をしたりして過ごしました。
4. 活動している分野の現地の状況は?
サモアの学校は教師不足で校長、教頭も授業を持っています。教室では机も腰掛けも不足している状況です。
5. 現地で心に残る出来事や感動した事について
砂浜での夕焼けはとてもきれいで心に残っています。
6. 現地の人々が持つ日本のイメージは?
勤勉、金持ち
7. 2年間のボランティアを漢字一文字で
「喜」
8. これから海外に出ようとしているウチナーンチュに一言。
沖縄のイチャリバチョーデイの心を持って海外に行くとうまく行くと思います。つまり、任地の多くの人と付き合うことのできる人間性を磨いておく事が大事なことだと思います。