図書館司書のタマゴたちがSDGsミニ展示に挑戦

2017年11月21日

図書館司書は、カウンターでピッピするだけの、簡単なオシゴト?
いえいえ、利用者の「知りたい」に「こんな本はいかが?」と応えたり、本を通して利用者の
「知りたい」を育てるのが、司書の仕事です。
そんな司書業務の一つ、「展示企画」に大学生が挑戦しました。

今回の展示企画は、沖縄県内で唯一の図書館司書課程をもつ沖縄国際大学の『図書館情報学特別演習』(担当:山口真也教授)の授業の実習の一つとして行われました。課題として設定された展示テーマは、「持続可能な開発目標(SDGs)について、一般の方の興味や関心を喚起する」。
9名の学生が、SDGsについて自身の理解も深めつつ、いかに関心をもってもらうかという観点で展示企画に取り組みました。

展示初日となった11月18日(土)は、JICA沖縄で「おきなわ国際協力・交流フェスティバル2017」が開催され、図書室も賑やかな雰囲気となりましたが、大学生による展示コーナーでは、クイズを前にちょっと小首をかしげ、解答を見て「へえ」とつぶやく方や、じっくりと展示資料を読みふける方など、多くの方が足を止めるようすが見られました。

展示は12月16日(土)まで、引き続き図書資料室でご覧になれます。

ミニ企画展「世界のジェンダーと日本のジェンダーを考える」

【画像】展示期間:2017年11月18日(土)〜12月16日(土)
※日曜・祝日お休み
会場:JICA沖縄国際センター 
図書資料室 (二ライホール2階)
開室時間:午前10時〜午後8時(土曜日は午後6時まで)
入場無料・予約不要

私たちが企画しました!〜沖国大生が語る、展示にこめた想い

【画像】私たちは、沖縄国際大学日本文化学科で司書を目指して勉強している大学生です。JICA沖縄国際センター図書資料室のスタッフの皆様にご指導いただき、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の目標の1つである「ジェンダー平等を実現しよう」を取り上げた展示企画を行うことになりました。
展示企画を検討していた時期に、新聞で「日本のジェンダーギャップ(男女格差の度合い)指数過去最低を更新114位」と報道されたこともあり、日本や世界でのジェンダーの状況についてもっと知りたいと思い、このテーマを選びました。
 日本と世界のジェンダーギャップを調べてみると、日本は経済的に豊かであるため、開発途上国のように、女性だけが学校に通えない・安価な労働者として人身売買されている、といった問題は見られませんが、女性の社会進出や家事負担の面では男女平等とは言えない状況があります。
日本社会では、目に見える絶対的な不平等は解消されているため、女性が抱えている不満や差別的状況を、男性はもちろん、女性自身も気づいていないところがあるようにも感じました。
 今回の展示では、いろいろな人たちにジェンダー平等に関心をもってほしい、という思いを込めて、本を展示するだけでなく、老若男女に人気のあるキャラクターを使ったり、クイズ形式でジェンダー平等を考えるパネルを作ったりしました。また、ジェンダーに関する資料はたくさん出版されているため、JICA沖縄図書資料室が連携している(※)浦添市立図書館の本も紹介してみました。
 展示場所はテーブル1つ分と小さいスペースですが、この展示を通して、みなさんがまだ知らない・見過ごしている、広い世界の問題に触れていただければ幸いです。

沖縄国際大学総合文化学部日本文化学科 3年次
伊禮眞美・上原幸子・島内裕紹・砂川真美・玉城沙綾・
知念郁圭・仲田ひな子・比嘉あかね・山城海鈴

(※)JICA沖縄図書資料室は浦添市立図書館と連携協定を結んでおり、お互いの資料を取り寄せて貸し出すことができます。