沖縄の可倒式風力発電機が、大洋州のトンガに導入されます!

(無償資金協力による風力発電支援)

2018年3月30日

粟国島

台風対策中の様子

波照間島

日本政府による無償資金協力「風力発電システム整備計画」において、沖縄の離島で活躍している可倒式風車(5基)が、トンガに導入されることになりました。
本事業には、ジョイントベンチャーとして沖縄県の企業である、沖縄電力グループの「株式会社プログレッシブエナジー(中城村、湊好男社長)」が参加します。

本計画は、首都ヌクアロファがあるトンガタプ島において、風力発電設備及び系統安定化装置等を整備することで、再生可能エネルギーの導入を促進すると共に、電力供給の多様化とエネルギーの安定供給に貢献するもので、第7回太平洋・島サミット(Pacific Islands Leaders Meeting: PALM7)において日本政府により提唱されたハイブリッドアイランド構想 支援の一環となります。
トンガ王国では、電力の93%以上を輸入ディーゼルに依存しているため、石油の国際的価格の変動等外部要因の影響を受け易く、輸送コストも割高であることから、2020年までに電力供給の50%以上を再生可能エネルギー(太陽光、風力等)で賄うことを目標としています。 我が国からはこれまで、発電制御システム(マイクログリッドシステム)及び太陽光発電の導入を支援してきましたが、今回の風力発電の導入は、そうした目標の達成に貢献します。
また、沖縄と同様に台風(サイクロン)襲来を受ける国にとって、災害対策を含めた風力発電機の導入が課題となっており、今回の風力発電はそうした課題解決にも寄与します。
なお、株式会社プログレッシブエナジー社は、県内企業としては初めてJICAの実施する「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」(2013年度第2回)を活用し、途上国の経済開発に資する同社技術のトンガへの活用可能性について検討してきた企業です。
可倒式風車は既に粟国島、多良間島、波照間島、南大東島にて稼働中であり、こうした実績をもとに海外展開を図ることは、「沖縄県アジア経済戦略構想」を構成する産業分野の4本柱の一つである環境エネルギー分野の海外展開への一歩となります。

※大洋州を中心として、ディーゼル発電と再生可能エネルギーを最適に運用するもの。