よしもと芸人×JICA沖縄 コラボ企画第1弾

2019年2月7日

「よしもとの芸人、海外協力隊経験者とともに聞こう!知ろう!学ぼう!考えよう!」

最近よく耳にするSDGs。言葉は聞いたことはあってもよくわからない…という方も多いと思います。
そこで、今回はよしもと芸人のパンサーさん、ありんくりんさん、初恋クロマニヨンの松田さん、新本さんと一緒に楽しくSDGについて学んだあと、私たちができることの一つとしてJICA海外協力隊についても知ろうというイベントを行いました。

楽しく学ぼう!「SDGs〇×クイズ!」

MC:初恋クロマニヨン(松田・新本)さん
ゲスト:パンサーさん、ありんくりんさん

【MC】
早速ですがみなさん、SDGsって聞いたこと
 ありますか?何の略かご存知ですか?
 
【パンサー】
 えっと、Sはスズキ?Dは土鍋かなあ。
 最後にGsってつくからガソリンスタンドだ
 と思う。

【ありんくりん】
 ほんとだ、SDGs14番目のマークが魚になってるのはスズキなんじゃない?2番目は鍋の絵だし。

【パンサー】
 あとはガソリンスタンド‥どこだどこだ?

【MC】
みなさん、不正解!!SDGsってそういうものじゃないんですよ。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略なんです。未来をよりよい環境にするために、国連加盟193か国が、2016年から2030年までの15年間の間で達成するために掲げた17の目標のことを言います。
どんな目標があるのか、クイズを通して楽しく皆さんで学んでいきましょう!
それではさっそくクイズを始めていきます。題して、「楽しく学ぼう、SDGs〇×クイズー!!!」パンサーさん、ありんくりんさんも答えてくださいね!

【MC】
それでは第一問。SDGs番号2「飢餓をゼロに」からの問題です。
「世界では、9人に一人が十分な食べ物を得ることができません。そこで、世界の国々では食糧援助を行っています。世界全体の食糧援助量は、年間320万トンです。しかし、日本では本来食べられたはずの食べ物が捨てられています。その量は、食糧援助している量(320万トン)とおなじである。〇か×か?

【パンサー】
 そんなにたくさん捨てられることはないんじゃないの?
 援助する量と捨てられている量が同じって、そんなわけないでしょうよ!

【MC】
正解は×です。

【パンサー】
やっぱり。そんなたくさん捨てられてないよね。

【MC】
いえ、実は、援助している量の2倍の量が捨てられているんです。実は、日本は「廃棄大国」といわれていて、これは大きな問題とされています。食品ロスについて、私たち一人一人が考えていかなければいけない問題です。

【ありんくりん】
 それはひどい。援助しているよりたくさん捨てられてるんだ・・・。

【MC】
続いて第2問です。
SDGs番号3「すべての人に健康と福祉を」からの問題。
「母子健康手帳(母子手帳)を配るシステムが始まったのは、日本が最初である。〇か×か。」

【ありんくりん】
難しい問題…

【パンサー】
全然わからん…

【MC】
正解は〇。日本が最初です。妊婦や乳児の死亡率が高かった第二次世界大戦後に導入されました。現在は世界の約40か国に広まっています。

【MC】
それでは続いて第3問。
SDGs番号4「質の高い教育をみんなに」の問題。
「世界には読み書きできない成人の数は5億人いる。」

【パンサー】
僕も読み書きできないからその中の一人に数えられているかも?
それにしても5億人もいないんじゃない?

【ありんくりん】
世界中の人口を考えたら5億人ぐらいいるのかもしれないよね。だって世界中の人口って…

【JICA 矢部課長】
35億!(振り向きながら)

【パンサー】
なんだよいきなりこの人!しかも35億は男の人の数でしょ!世界の人口ってもっといたから、5億より多いかもしれないね。

【MC】
正解は〇です。おおよそ7億5000万人以上、読み書きができない成人が存在するそうです。

【一同】
そんなにいるんだ…

【MC】
それでは続いて第四問です。SDGs番号6「安全な水とトイレを世界中に」からの問題。「地球全体の水をビニールプール一杯分とすると、私たちが普段使える水はコップ一杯分である。〇か×か。」

【パンサー】
また難しい問題だなあ…

【ありんくりん】
使える水がそんなに少ないってことはないでしょ?

【MC】
正解は、×です。地球上には豊富な水があるように思えますが、海水や氷河、地下水などで、実際に使えるのはわずか0,01%だそうです。ビニールプール1杯分のうち、私たちが使える水は小さじ1杯分らしいですよ。

【パンサー】
そんなに使えないの?コップ一杯より少ないなんて…。

【MC】
次が最終問題です。SDGs番号12「つくる責任 つかう責任」の問題。「イギリスのバッキンガム宮殿内では、ストローを使用できない。〇か×か。」

【ありんくりん】
最近ニュースで見た!プラスチックのストローを使わないようにする動きがあるって。

【パンサー】
へえ、じゃあイギリスは禁止しているかもね。

【JICA 矢部課長】
バッキンガム宮殿では、ガムを食べるとバッキン、っていう話は聞いたことありますけど、ストローもなのかなあ。

【パンサー】
だから、この人なんなの?JICAの人でしょ?答え知ってるんじゃないの?

【JICA 矢部課長】
JICAだからって全部の答えを知っているってことはないんですよ、僕はこの答え知りませんし。

【MC】
正解は〇。捨てられたプラスチックによる海への被害により、イギリスのエリザベス襄王はプラスチックとの戦いを宣言し、王家の施設からプラスチックのストローとボトルを禁止したそうです。

【パンサー】
へえ、プラスチックボトルも禁止かー、徹底してるね…

【MC】
以上、SDGs〇×クイズでした。いかがでしたか?

【ありんくりん】
初めて知ることがとっても多くて勉強になりました。

【パンサー】
難しかったー。全問正解した人っているの?

【ありんくりん(クリス)】
はい!僕全問正解です。

【パンサー】
すごい!おまえだけかよ!

【MC】
今回のクイズで、SDGsの事少しはわかっていただけたかなと思います。
日本を含め世界中では、実際にこのような様々な課題が多いということも分かったかと思います。きっと私たち一人ひとりにできることもあるかと思います。そこで、続いては皆さんも参加することができるJICA海外協力隊についてご紹介します。
パンサーさん、ありんくりんさんとはここでお別れです。ありがとうございました。

海外協力隊OVパネルトーク

【MC】
さて、ここからはしっとりと行きましょうね。JICA海外協力隊について、JICAスタッフの亀谷さんから説明してもらいます。

【JICA海外協力隊担当 亀谷】
JICA海外協力隊は、途上国の人々のために、自分のもっている技術や経験を生かしてみたい とか 将来、国際協力の道に進みたいとか、そういった想いを持った人を派遣する事業です。現地の人々と同じ言葉を話し、生活し、共に働きながらお互いの理解を深めていきます。そして、現地で身に付けた知識や経験を日本社会や世界の発展に役立てることが期待されています。
日本国籍を持っていて、20歳から69歳までの方、心身共に健康で、英検3級相当以上のスコアを持っているかたでしたらどなたでも応募できます。
 活動地域はアジア・大洋州・アフリカ・欧州・中南米・中東・中南米の日系社会の約80カ国あります。活動の種類は、120種類以上あります。
例えば、小学校教育、自動車整備、観光、空手道、日本語教師、看護師、高齢者介護、といったものがあります。
 一定以上の経験や技能が求められて派遣される方をシニア海外協力隊と呼び、それ以外で派遣する方を青年海外協力隊と呼んでいます。

【MC】
亀谷さん、ありがとうございました。それでは実際に海外協力隊に参加された方をお呼びして取組をお聞きしたいと思います。協力隊経験者の喜納鉄也さん、金城明子さん、比嘉義也さんです。

【MC】
皆さん、どうして海外協力隊に参加しようと思ったんですか?

【喜納さん】
僕はもともと支援学校で働いていたんですけど、海外でもできることはないかと思って。

【金城さん】
私の周りは協力隊経験者がすごく多くて、みんなに「すごくよかったよ」とすすめられたので。

【比嘉さん】
僕は、協力隊にもともと興味があったわけではないんですが、ずっと水泳をしていて、海外で生活もしてみたくって、「水泳」「海外」でネット検索をしたら、「海外協力隊」というものがあるんだということを知って、応募しました。

【MC】
へえ、そうやってみんな応募したんですね。みなさん2年間行かれたということですが、現地での食事ってどんなものでした?

【喜納さん】
マダガスカルは主食がお米なんですけど、とにかくご飯がおいしくておいしくて。それから、サーターアンダギーに似たお菓子があって、味もほんとに一緒なんですよ。なんでもおいしかったですね。あと、もともとフランス領だったこともあって、フォアグラが安く手に入るんですよ。僕のフォアグラデビューはマダガスカルでしたね。

【MC】
へえー、いいですねー。ちなみに僕のフォアグラデビューは北谷でした(笑)

【金城さん】
ペルーは主に海鮮料理なんですけど、海鮮のマリネがとっても美味しいんです。ただ、生ものなので、慣れるまではしばらくおなか壊してました・・・

【比嘉さん】
カンボジアもお米がおいしかったです。あと、おかずは沖縄料理に似たものが多くて、どれもおいしかったですね。

【MC】
みんな食事にはそんな苦労されなかったんですね。でも、話す言葉って現地の言葉でしょう?言葉は苦労されなかったんですか?

【喜納さん・金城さん】
現地に行く前に、訓練所で2か月間、現地の言葉を勉強してから行くので、大丈夫です。

【比嘉さん】
僕は日本での勉強の後、現地で一か月勉強、それでもまだ足りないと思ったのでさらに自分で語学学校に通って勉強しました。

【MC】
みなさん、凄いですね。言葉って難しいもんなぁ。。。
ちなみに、現地で病気とか、みなさんかかりました?

【比嘉さん・金城さん】
特に病気をしたことはなかったです。現地に行く前に予防接種を受けてから行くので、その点は安心でした。

【喜納さん】
ぼくは、皮膚から寄生虫みたいなものが体の中に入る病気になってしまいました。

【MC】
なにそれ?蛭みたいなものですか?

【喜納さん】
活動しているところの近くに、衛生状態がだいぶん悪いんだろうなと思われる川があったんですけど、毎日子供たちと一緒にその川に入って遊んでいたからだと思います。

【MC】
そりゃ病気になりそうですね…大変でしたね…ちなみに亀谷さん、現地で病気になったときってどうなるんですか?

【JICA 亀谷】
JICAの現地事務所スタッフが病院を紹介してくれます。また、現地で活動している間の病気については、JICAが治療費を全額負担します。

【MC】
へえ、全額負担してくれるっていうのは、隊員にとっては安心できるところではありますよね。
 ちなみに、現地で一番大変だったことって、何があります?

【比嘉さん】
僕はずっと水泳をやってきたので、時間との戦いとの中でずっとやってきたんです。なので、水泳を教えるときも、タイムだったり、時間だったりをきっちりしたかったんですけど、カンボジアの人たちはとにかく時間にルーズ。一時間ぐらい遅れても、堂々と入ってくるので、
イラっとすることが多かったですね。でも、カンボジアの人たちは、遅刻することが悪いことじゃない、っていう意識だから、その価値観の違いに結構苦労しましたね。

【MC】
ああ、よく聞きますよね、途上国の人たちって時間にルーズって。うちなータイムとはまたちがうよね。

【金城さん】
私は、活動を基本的に3,4人のグループで行っていたんですけど、だいたい1か月ぐらいでメンバーが変わるんですよ。だから、これからうまくいきそうなのにな、やっと人間関係が築けてきたのにな、と思う頃に人が変わってしまうので、なかなか活動が安定しなかったですね。

【喜納さん】
僕は障害児教育で、現地の子どもたちも、一人で石鹸を使って手洗いをしたり、一人で着替えたりとか、自立支援をしたかったんですけど、そもそも石鹸がない。きれいな水がない。着替えを見守りたくても、ずっと全員を見守り続けるには人が足りない。なかなか自立を促進する環境でないことに苦労しましたね。

【MC】
へえ、皆さん大変苦労してきたんですね。いろんな経験して、現地へ行く前と言った後で、ずいぶん変わったんじゃないですか。

【喜納さん】
現地に行って、自分は、日本のことも沖縄のこともよく知らないな、と思いました。もっと勉強しないといけないと思いました。マダガスカルって、上地流の空手をやっている人がいるんですよ。

【MC】
上地流!!えー。それはうれしいねー。

【喜納さん】
そうなんです。俺の地元の空手だよ、って、いつも自慢してたんですよ(笑)

【金城さん】
ペルーでは、どんなに寒くても基本的に冷たいシャワーが基本だったので、日本で当たり前のように出るお湯に感動しましたね。あと、公共トイレでも日本はきれいだし、無料で使える。こんな便利な国はない、って思いました。

【比嘉さん】
日本ってほんとにすごいと思いました。住民票取るのって10分ぐらいでできるから。
カンボジアでは、まず、基本的に役所に人がいないので、まず人を探すところから始まるんです。時間かけてようやく探せても、「明日やる」って。次の日に行ったら、書類に間違いがあって、「また明日来て」とかよくあります。

【MC】
えー、給料もらってるのにすごい仕事の仕方・・・
その辺から見えてくるんですね、日本の良さが。すごいなあ。
皆さんからも何か質問あったらどうぞ。

【参加者】
僕は英語が全然できないんですけど、大丈夫ですかね?

【比嘉さん・金城さん・喜納さん】
その言語しか使えない環境に2年間いると、何とかしゃべれるようになりますよ。

【MC】
実際行ってみたら何とかなるってことですね。

【参加者】
金城さんへ質問です。環境教育っていろいろあって、自分も興味あるんですけど、実際どんな活動をすればいいんだろうと思っています。

【金城さん】
環境教育って、大きく分けて、廃棄物処理と自然保護の2種類あると思います。現地で、現状をよく知ってから、どうしたらこれをよくできるのか、どうしたらこの環境を守ることができるのか、ということを自分は意識してやっていました。

【MC】
深い話ですね。まずは、よく知ることが大事ってことですね。

【参加者】
一番楽しかったことって何ですか?

【喜納さん】
マダガスカルはね、道端で焼き鳥を売っているんですよ。それがおいしくておいしくて。

【MC】
いや、喜納さん、食べ物の話ばっかり。(笑)
でも、こうした話が聞けるのいいねー。

【金城さん】
ペルーでは、みんなとにかく踊るのが好きなんですよ。朝まで踊るんです。私はそれがちょっとしんどかったけど(笑)健康も兼ねて、みんなでよくペルーの音楽に合わせて踊ってましたね。

【MC】
めちゃくちゃ楽しそうですね。

【参加者】
ホームシックにかかったりしなかったんですか?

【比嘉さん】
かかりましたよ。やばいって感じではないけど、友達や家族に会いたいな、と思うことがありましたね。でも、現地の人たちが、家族のように接してくれて、毎週家族の会合に連れて行ってくれたりしたので、さみしさを紛らわしてくれました。
あとは、ろうそくの火を見て落ち着いてました。

【MC】
あ、火は見ると落ち着くそうですね。あと、ろうそくの炎が揺れているのを見ると飽きないらしいですよね。(笑)

【金城さん】
ホームシックじゃないけど、スペイン語しゃべりたくない、って思う日があって、辛くて泣いてしまう日があったんですけど、ペルーの家族が自分の気持ちを察してくれて、次の日に海に連れて行ってくれたりしてくれたおかげで乗り切ることができました。今では逆に、ペルーに帰りたいってホームシックになっている感じです。

【喜納さん】
日本食が恋しくて恋しくて。

【MC】
また喜納さんは、食べ物の事ばっかり。(笑)

【喜納さん】
Youtubeで日本食の動画を見ていたり、餅粉を現地で買って、こねて食べまくったりしていました。おかげでこんなに大きくなって帰ってきました…

【MC】
そういう経験もいいですね。
皆さんとてもいい経験したんですね。
今日の学びで、SDGsや海外協力隊のことについてとても詳しくなりました。
どうもありがとうございました。