コロナワクチン名護市接種会場で在留外国人を多言語で支援

2021年10月8日

 JICA沖縄では10月3日に、名護市の集団接種会場で多言語サポートを実施しました。

 名護市に暮らす約600名の外国の方の中には、日本語を十分に読んだり話したりできないことから、ワクチン接種に不安を抱えている方々がいます。そのため、名護市と地域のNGOと連携して、今回は地域に長く暮らすベトナムとスリランカの方、またJICA海外協力隊でインドネシアに派遣されていた方の三人を多言語サポーターとして配置し、予診票の記載内容、医師・看護師による問診や副反応にかかる説明等を通訳しました。

 当日、サポート活動を始める前には、渡具知名護市長から多言語サポーターに激励の言葉をかけていただきました。

 接種後には「帰国の際に、自国に入国する時のワクチン証明をどのように取得したらよいかわからない。」という質問が多く上がったことから、サポーターが市役所の担当者に伝え、取得方法について説明をいただきました。

 サポートを受けた方からは「接種にくる前はとても不安だったけれど、こうした支援体制があってとても嬉しかったし、安心した。感謝している。」との言葉をかけていただき、対応者一同もとても嬉しく思いました。同時に、地域で暮らす外国人の方の不安を改めて感じる考える1日でした。

 JICA沖縄では引きつづき、多文化共生に繋がる取り組みを進めていきます。