琉球大学とJICA沖縄が連携覚書を更新!

2022年3月23日

【画像】 琉球大学とJICA沖縄の連携は、1982年に政府開発援助(ODA)により開発途上国から昆虫衛生学を学びに来た研究者等(JICA研修員)を同大学で受け入れたことを皮切りに、双方の強みを活かした様々な連携事業の実績を積上げ、2017年2月には正式に連携覚書を締結しました。
 そして、今般、2月24日に覚書更新の署名式を行い、琉球大学からは西田学長、JICA沖縄から倉科所長が出席・署名し、今後5年間のさらなる連携の強化を確認しました。
 JICA沖縄では、この連携により、開発途上国と沖縄の双方のSDGsの達成等に一層貢献できることを期待しています。

<2016-2021年度の主な連携実績>
1. 開発途上国からのJICA研修員の同大学への受入
(1) 短期研修
 1) 「バイオマス利用による持続可能な地域開発」2016-2018年度 計3件(コース)・24名
 2) 日系社会向け「人獣共通真菌症の研究に関する研修」計2件(コース)・2名
 3) 研修受託以外に「連携覚書に基づく保健医療分野課題別研修における協力合意書」(2018年5月締結)に基づき、琉球大学による技術支援を実施。2018-2021年度 計41件(コース)・306名
(2) 長期研修(修士/博士号取得)
アフガニスタン、シリア、フィリピン等から累計58人の留学生受入

2. 同大学提案による開発途上国への技術協力(草の根技術協力)
(1)「ラオスちゃーがんじゅー学校・地域歯科保健プロジェクト」2012年9月-2017年8月
(2)「ブータン西部キノコ生産農家の生活向上プロジェクト」2016年7月-2019年7月
(3)「貧困僻地郡における女性のエンパワメントによる母子保健強化プロジェクト」※2019年度第1回採択、2022年10月開始予定

3. 地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)※独立行政法人 科学技術振興機構とJICAの共同事業
・3件(ボツワナ/ジャトロファバイオマス、パラオ /サンゴ礁、ラオス/マラリア)

4. 琉球大学内におけるJICA沖縄との連携講座や琉球大学学生のJICA沖縄でのインターンシップ(国際協力や国際理解に関する)
・TICADアフリカセミナー共同開催及び開発教育/連携講座、うりずん+での大学生インターンのJICA沖縄受入