パキスタンで省エネラベリング制度が設立、初のラベル付与決定

2016年7月27日

JICAの支援により開始された省エネラベリング制度の普及に弾み

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アシフ水利電力大臣によるラベル付与(中央:東城JICAパキスタン事務所長)

国際協力機構(JICA)が2014年より、策定を支援してきた「省エネラベリング制度」が、本年5月24日に運用開始され、本日(7月27日)、同制度による初のラベルが、アシフ水利電力大臣から、申請者であるパンジャブ州グジャラート市のファンメーカーに付与されました。

「省エネラベリング制度」は、電化製品の省エネ性能をラベル貼付により表示する制度であり、省エネ型製品の普及促進策として、日本を始め、世界各国で取り入れられています。

パキスタン国立省エネルギーセンター(National Energy Conservation Center(ENERCON))は2010年から、国連開発計画(UNDP)の支援の下、同制度の検討を開始しました。

JICAは2014年度からENERCONへ専門家を派遣し、個別製品ごとのラベリング案の作成、ラベリング申請手続き方法の策定、セミナー等普及活動、といったさまざまな活動を支援してきました。

電力不足が大きな社会問題となっているパキスタンにおいて、省エネルギーの推進は、電力需給ギャップの解消に資するだけでなく、エネルギー資源の多くを輸入に頼っている同国のエネルギー安全保障、さらには、地球環境保全と経済成長の両立を確保する上でも、極めて有効な手段であると考えられています。

同制度の普及により、省エネ型製品の需要が高まることで、省エネ性能に優れた日本製品の普及に向けた後押しとなることも期待されます。

JICAは今後も引き続き、パキスタン政府が進める省エネルギー社会の実現に貢献するため、同国関係者と協力しながら、さまざまな支援を展開していきます。