宮崎 雅之(ミヤザキ マサユキ)氏 インタビュー

2018年2月20日

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日本はとても「綺麗な国」「ごみが落ちていない」とよく言われる。これは幼いころより「町を汚さない」「ごみはごみ箱へ」と教えられ、道徳心ができたことが一つの要因といえるだろう。

しかし世界に目を向けると、この習慣が身についていない国々も多く、パラグアイも街中はごみで溢れているといっていいだろう。

そんな環境と人々の心に警鐘を鳴らし、エコなパラグアイを作るべく、日夜講義とイベントに奔走する一人の日系人がいる。今回はエコの心を育てる国立大学講師に話を聞いた。

プロフィール

現職

国立アスンシオン大学講師 兼 環境技術センター・コーディネーター

経歴

1981年、カアグアス県コロネル・オビエド市生まれの日系二世。両親は、和歌山県出身の父と鹿児島県出身の母。物心付く前に出生地を離れピラポ移住地へ移住し、幼少期を過ごした。その後ラ・コルメナ移住地で中学校を卒業後、首都アスンシオンに移り住む。

国立高校、国立大学自然科学部(Facultad de Ciencias Exactas y Naturales、以下FACEN)化学科を卒業後、パラグアイ大手製薬会社であるラスカ医薬品品質管理技術研究所に7年間勤める。勤務中にJICA日系研修(短期)に参加し、鹿児島大学にてバイオディーゼル(生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料。ゴミをエネルギーに変える技術)について学ぶ。

同社を退社後、現職であるFACEN環境技術センター(パラグアイの水質汚染、下水処理、ゴミ問題など環境問題について研究・実験したり、市役所などから環境保全について相談を受ける機関)にてコーディネーターを務める。2015年に再度JICA日系研修(短期)に参加し、公益財団法人京都市環境保全活動推進協会(KEAA)にて環境保全について学ぶ。

パラグアイに帰国後、エコをパラグアイに広める環境教育を行いたいという意思をJICAパラグアイ事務所に伝え、2016年パラグアイ日本人移住80周年を祝うイベント、日本祭り(総動員数2万人弱)にて「エコ忍者」を提案、実現。現在は「ゴミ、水と省エネ」をテーマに、パラグアイにおける環境問題の解決に注力する傍ら、大学やイベントでエコについての講義をしている。

インタビュー記事