地域提案型

平成19年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ベトナム、マレーシア
2.事業名固形廃棄物3R啓発推進プログラム【那覇モデル】の企画・運営
3.事業の背景と必要性

ベトナム・ホイアン市とマレーシア・サバ州・プナンパン郡では、人口の増加、市民の大量消費型のライフスタイルへの移行や環境美化意識の低さ、廃棄物管理計画策定の遅れなどから、廃棄物の増加が問題となっている。また、両地域とも世界遺産を有しており、那覇市とは、観光に力を入れている点や温暖な気候など共通点が多い。

一方、那覇市は、世界遺産に指定されている首里城があり、沖縄の観光地の玄関とも言える地域である。日本国内でリサイクルという言葉がまだ浸透していない1983年から、「物を大切にするところから心の豊かさを取り戻そう!」の呼びかけのもとに市民団体として設立された事業実施団体の試行錯誤の取り組みにより、現在では、ごみ分別や3R活動が市民に定着しており、啓発活動が活発に実施されている。事業対象地域においては、3Rへの意識が高まりつつあるものの、まずはゴミを捨てないこと、分別することを市民に意識として植えつけたいが、どのように実施し定着させるか=「市民のマインドセット」が課題となっている。そこで、市民・行政・企業が協働で、長年にわたり取り組んできた市民の運動により定着してきた那覇市の啓発活動の仕組み作りを紹介し、事業対象地域における効果的な3R啓発活動を実施していくことを支援するため本事業が計画された。

4.事業の目的対象地域において、持続可能な社会システムの構築を目指した3R啓発事業が展開され、市民の意識が改善し、固形廃棄物のリサイクル率が上昇する。
5.対象地域ベトナム・ホイアン市、マレーシア・サバ州・プナンパン郡
6.受益者層行政、NGO、市民グループなどの3R啓発活動推進担当者
7.活動及び期待される成果

(1)沖縄の基本的なゴミ処理の仕組みを理解する。

(2)沖縄のリサイクルの流通システムを理解する。

(3)沖縄の市民団体・企業・行政などそれぞれが主体に行っている3Rに係る啓発事業の手法や課題を学ぶ。

(4)3R啓発活動が準備され、実践される。

8.実施期間2008年-2010年(30日間/年×3年間)
9.事業の実施体制

日本側:那覇市、沖縄リサイクル運動市民の会

ベトナム側:ホイアン市天然資源環境局、公共土木工事公社など

マレーシア側:サバ州プナンパン郡役場、Environmental Action Committee(EAC)

II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体)沖縄リサイクル運動市民の会(沖縄県那覇市)
2.対象国との関係、協力実績本事業の提案及び調査団派遣を契機に、相手国協力対象機関との情報交換を開始している。世界遺産、観光都市という、両都市に近似した環境から発生してきた那覇市のこれまでの20年近くの3R啓発の取り組みを紹介することを通じて、協力関係を構築する。