地域提案型

平成24年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 ブータン
2.事業名 ブータン王国における手すき紙の産業振興
3.事業の背景と必要性 ブータンの手すき紙産業は、原材料から一次製品、商品開発まで各過程での質の改善を図ることにより、伝統産業から輸出産業へと発展し、地域住民の所得・生活向上につながる可能性を秘めている。
1986年から2005年まで三隅町(現・浜田市)が日本式手すき紙製造技術を指導したことにより、首都ティンプーにある事業所は自立して業績を伸ばすまでに発展した。一方、東ブータンにおいて製造されている伝統のブータン紙(ツァショー紙・レショー紙)は、生産農家により品質のばらつきが大きく、付加価値をつける商品化も遅れている。ブータン政府は、市場へのアクセスが悪く西ブータンに比べ生活水準の低い東ブータンの産業育成を重視しており、手すき紙産業の振興に期待を寄せている。
これまでの協力実績を生かし、浜田市は、東ブータンを含めた同国全域での手すき紙製造技術のさらなる向上、紙製品の商品開発、持続可能な原材料栽培・採取方法の指導に取り組むこととなった。
4.プロジェクト目標 国際的な需要に合致する一次加工品、紙製品の品質向上が図れる
5.対象地域 ブータン王国(西部、中部、東部)
6.受益者層(人数規模) 手すき紙事業者 約60名
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
  1. 東ブータン地域におけるブータンの伝統的手すき紙の製造技術の向上、生産性の向上が図れる。
  2. 中・西ブータン地域における日本式手すき紙技術の指導で、更なる手すき紙技術と生産性の向上が図れる。
  3. 手すき紙技術の向上により商品の品質が向上するとともに、ブータンの伝統的様式と日本様式のコラボレーションによる商品開発ができる。
<活動>
1-1 日本に研修員を受入れ、手すき紙製造技術と生産性向上を習得させ、原材料の栽培・採取の方法を指導する。
1-2 現地に専門家を派遣し、東ブータンでワークショップを開催し、伝統的技法の更なる技術向上と品質向上を図る。
2-1 日本に研修員を受入れ、日本式の手すき紙技術を指導し、品質向上と生産性向上を図ると共に原材料の栽培・採取の方法を指導する。
2-2 現地に専門家を派遣し、中・西ブータンで事業所を回り日本式の手すき紙技術を指導し、品質向上と生産性向上を図ると共に原材料の栽培・採取の方法を指導する。
3-1 日本に研修員を受入れ、技術向上による商品化を指導し、多様な要望に応えられる製品づくりを指導する。
3-2 現地に専門家を派遣し、技術向上による商品化を指導し、多様な要望に応えられる製品づくりを指導する。
8.実施期間 2013年8月から2016年3月
9.事業費概算額 28,849千円
10.事業の実施体制 石州和紙協同組合が主体となり、ブータン王国経済省家内小規模工業局をカウンターパートとして、浜田市の側面支援で実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 島根県 浜田市
2.対象国との関係、協力実績 1986年から2005年まで20年にわたる手すき紙の技術指導と友好交流の関係がある。