地域提案型

平成17年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ブラジル
2.事業名パラ州ベレーン市周辺零細漁村における持続的開発プロジェクト
3.事業の背景と必要性アマゾン川流域の漁獲量は、生息環境の悪化や乱獲により減少傾向にある。養殖技術の完成されたテラピアやコイなどを積極的に導入し収入安定を図ろうとしてきたが、本来、その地域に生息していた魚種が駆逐されたり、生息環境を脅かされたりするという新たな問題を引き起こしている。パラ州農業技術普及公社はベレン近郊のInhangapi川において、従来生息していた魚種の中から水産養殖対象種となり得る種を選定して、その養殖技術を確立し、地元漁業者に普及することによって、本来の環境と調和させた水産養殖業を定着させ漁業者の生活向上を図ろうとしている。また、このような活動には、周辺住民の理解も不可欠であるため、パラ州農業技術普及公社が中心となって2002年からInhangapiの町で「INHANGAPI支え発展の会(Associacaode Desenvolmento Sustentavel de Inhangapi-Adesi)」という100名の会員からなる会を発足させ、水産資源管理、新魚種養殖の開発と普及を目指している他、地域住民に対して地元河川に住む生物の重要性を広く理解してもらう活動(イベント的に生息魚類を展示し周辺住民に紹介する等)に取り組んでいる。
4.事業の目的
  1. 環境に配慮したイケス養殖を普及する。
  2. 地域住民にが河川環境保全の重要性を理解する。
5.対象地域パラ州ベレン市
6.受益者層パラ州農業技術普及公社職員
パラ州ベレーン市周辺零細漁村住民
7.活動及び期待される成果
  1. 専門家を派遣し、養殖対象種の選定、河川環境保護活動手法を移転する。(平成18年度、平成20年度)
  2. 研修員を受け入れ、飼育技術、環境教育普及活動手法を習得させる。(平成19年度)
  3. 事業対象地における活動を定着させ、周辺地域へ広げる。
8.実施期間平成18年度〜平成20年度
9.事業の実施体制(財)鹿児島市水族館公社が実施団体となり、現地側ではパラ州農業技術普及公社と協働し、現地技術指導および研修員受入を行う
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体)(財)鹿児島市水族館公社(鹿児島県鹿児島市)
2.対象国との関係、協力実績2002年に財団法人鹿児島市水族館公社よりJICA個別短期専門家(養殖)が派遣されて以来、同専門家とパラ州農業技術普及公社職員が情報交換を続け、当該草の根技術協力事業実施に至った。