地域提案型

平成20年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 中華人民共和国
2.事業名 十二徳堡郷における住民の健康向上のための女性リーダー育成プロジェクト
3.事業の背景と必要性 元来中国では国家組織としての婦女連合会の結びつきや働きが強固であることから、前プロジェクト(「農村女性による住民参加型健康推進プロジェクト」(2006〜2008年度実施))においても郷及び村の婦女連合会をカウンターパートとして活動を展開し、住民から住民へ知識や情報の伝達ができる体制づくりに努めてきた。 
現在、太溝村においては婦女連合会を中心とした女性リーダーが4名育成され、日本人専門家の派遣時期以外にも自主的に13回の講義や定期的な健康診断・相談が行われており、女性リーダーによる自立的な活動の体制が整えられている。
このことから、太溝村をモデル村とし、更に行政レベルを一つ上げた十二徳堡郷の婦女連合会をカウンターパートとして、各村の婦女連合会より集められた女性リーダーと連携を取りながら郷全体で事業を展開することで、より持続的で自立的な住民主体の健康推進活動となっていくことが期待される。
4.プロジェクト目標 (1)上位目標:
各村の女性リーダーを中心として、住民自らが問題提起・解決ができるようになる。
住民主体の健康推進活動が継続されることよって、住民の健康が図られ、農作業への効率を高め、住民の生活が向上する。
(2)プロジェクト目標:
十二徳堡郷の農村において、女性リーダーが育成される。
十二徳堡郷婦女連合会と各村の婦女連合会の連携がよく取れるようになる。
子どもの保健・食生活改善に対する意識を高め、基本的な知識の定着が図られる。
5.対象地域 中国朝陽市喀左県十二徳堡郷
6.受益者層(人数規模) 各村の婦女連合会のリーダーおよび地域住民
(十二徳堡郷の人口 約2万人の30〜40%への裨益を想定)
7.活動及び期待される成果

<成果>

  1. 十二徳堡郷全体において、各村に女性リーダーが育成され、地域住民に対して自主的な講義ができるようになる。
  2. 十二徳堡郷全体において、住民の保健衛生・栄養改善に対する意識を高め、行動に結びつける。
  3. 十二徳堡郷及び各村の婦女連合会の連携を強め、組織的に生活改善に取り組める体制を整える。
  4. 小中学生に講座を行うことで、幼少期からの意識改善につなげ、更に家庭への波及を目指す。

<活動>

  1. 十二徳堡郷内の村を調査し、保健衛生・栄養改善に関連する課題を住民と共に把握する。郷及び村の婦女連合会を活用し、知識、普及技術、ファシリテーション能力を備えた女性リーダーを育成しながら地域の生活改善に取り組む。
  2. 村の女性リーダーと企画する保健衛生・栄養改善に関わる講座への住民の参加数を確保し、住民一人一人に対して意識付けを行うことのできる機会を増やす。また、女性リーダーと共に継続的な健康調査を行うことで、講座だけに留まらない行動に移すことのできる活動を行う。
  3. 十二徳堡郷婦女連合会主任である帰国研修員を通じて、郷全体の保健衛生・栄養改善に対する意識を向上させ、専門家派遣及び研修員受入において日本の知識・経験を伝達する。また、郷が自立的に活動を継続できるよう、各村の婦女連合会に対し指導・協力ができるような研修を提供する。
  4. 郷内の全ての小中学校で保健・食生活改善についての講座を実施する他、生活改善の意識がより効果的に住民に浸透するよう、母子が一緒に参加できる調理実習やワークショップを提供する。
8.実施期間 2009年11月〜2012年3月
9.事業の実施体制 日本側投入:専門家派遣、研修員受入
相手国投入:カウンターパートの配置
現地での講義、研修会開催のための諸準備、受講者への案内、派遣専門家への便宜供与、研修員候補者の人選、帰国研修員の効果的活用、中国国内関係機関との連絡調整
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 十勝インターナショナル協会(提案自治体:帯広市)
2.対象国との関係、協力実績 帯広市は2000年から2005年までJICA草の根技術協力事業(地域提案型)を活用し、国際友好都市である中国遼寧省朝陽市における畑作振興を目的とした協力を実施した。また2006年から2008年までは朝陽市喀左県十二徳堡郷太溝村にて、婦女連合会に所属する女性リーダーの育成及び地域住民への健康・栄養指導を行ってきた。