地域提案型

平成23年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 マレーシア
2.事業名 マレーシア・サラワク州クチン市における環境保全と廃棄物処理対策
3.事業の背景と必要性 サラワク州において家庭廃棄物は行政サービスによる収集・直接埋立、民間会社による資源化、個人による自家処理・不法投棄・不法焼却のいずれかの形態をとっている。サラワク州クチン市の都市部において家庭廃棄物は行政サービスによる収集・直接埋立が行われており不法投棄はさほど見られないが、一方、地理的・インフラ的要因により行政サービスが利用できないクチン市の農村部では、不法投棄は多数見られる。家庭廃棄物の不法投棄は住民の生活環境を著しく劣悪化するため、これを極小化する必要がある。農村部の住民は不法投棄をやめたいと思っているが、やむなく不法投棄を継続しており、この問題の解決法は未だ見つかっていない。
このような農村部の状況に対し、茂木町の行政と住民とが一体となり取り組んでいる循環型家庭廃棄物処理システム(食品残渣・間伐材・家畜糞尿等の有機物の有効活用)は、クチン市の農村部で応用できる可能性が高いと考えられる。
4.プロジェクト目標 クチン市バコ村(モデル地区)住民の家庭廃棄物の不法投棄が減少する。
5.対象地域 クチン市バコ村
6.受益者層(人数規模) 約450世帯・2000人
7.活動及び
期待される成果
<成果>
1.バコ村において行政の指導のもと家庭廃棄物処理方法が適切になる
2.バコ村住民の家庭廃棄物排出量が減少する
3.バコ村住民の環境保全に関する意識と知識が向上する
<活動>
1-1. 家庭廃棄物処理に関わる行政関係者や集落リーダーが、茂木町環境課・茂木町有機物リサイクルセンター美土里館(美土里館に関係が深い地域コミュニティーや施設を含む)・その他の関連施設(学校法人アジア学院等)において、環境行政や有機物を有効活用した循環型家庭廃棄物処理システムやシステムの活用方法を学ぶ。
1-2. 茂木町から家庭廃棄物処理に関わる行政関係者等を派遣し、現地に適した家庭廃棄物処理システム構築のアドバイスや有機物有効活用のためのリソースを発掘する。
2. 家庭廃棄物処理に関わる行政関係者や集落リーダーが、バコ村住民に対し、家庭廃棄物の有効活用に関する指導を実施する。
3. 家庭廃棄物処理に関わる行政関係者や集落リーダーが、バコ村住民に対し環境保全に関する教育を実施する。
8.実施期間 2012年4月〜2015年3月
9. 事業費概算額 28,195千円
10.事業の実施体制 日本側:茂木町、公益財団法人栃木県国際交流協会
マレーシア側:資源環境審議会Natural Resource and Environment Board(NREB)
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) 提案自治体:栃木県茂木町
実施団体:公益財団法人栃木県国際交流協会
2. 対象国との関係、協力実績 JICA栃木デスクの屋代英二氏(栃木県大田原市出身)が、2003年〜2005年の間で合計1年4か月、青年海外協力隊一般短期派遣(環境教育)としてマレーシア・サラワク州資源環境審議会(NREB)に赴任し、環境保全に関する指導・教育を行った。