地域提案型

平成17年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ベトナム
2.事業名友好都市ベトナム・フエ市 研修員受入事業
3.事業の背景と必要性
1)一般廃棄物
フエ市は、人口30万人の都市であるが、一般廃棄物が1日に約150トン発生している。これら全量を埋立て処理しているが、唯一の埋立地も残余容量が少なくなってきている。そのため、新たな埋立地2箇所の建設を計画しているが、計画は進んでいない。また一般廃棄物の収集も人手に頼る部分が多く技術的にも不十分である。そこで、現在の埋立地の有効利用と共に将来の新設埋立地の有効活用を図るため、静岡市としては市民に対する一般廃棄物の分別、減量の方法、収集する機材の取り扱い方、収集のシステム、埋立て方法等の研修を行い、一般廃棄物を管理する方法を技術移転することにより、フエ市の環境の保全を図る。
2)下水処理
フエ市では廃水システムが不完全で、環境汚染は深刻な問題となっていることから、現在、廃水処理するプラントを建設中である。そこで、静岡市では一般家庭より発生する汚水を排除する管路システムと浄化する処理システムの効率的な管理・運営するためのノウハウを技術移転することによりフエ市の生活環境の改善を図る
4.事業の目的経済の高度成長に伴う都市化によって出来した廃棄物処理問題の解決及び下水道整備の促進。
5.対象地域ベトナム・フエ市
6.受益者層フエ市民
7.活動及び期待される成果
1)一般廃棄物

【成果】市民の一般廃棄物の出し方から収集、処分の方法までの一連の行程の効率的、効果的実施に係る計画の立案ができる技術者が育成される。

【活動】静岡市の廃棄物処理部門に研修員を受け入れ、以下の内容で研修を実施する。

  • 講義:ゴミの分別・収集・処理・処分、環境意識啓発活動、環境政策
  • 視察:小学校への啓発事業、最終処分場、焼却・灰溶融施設、汚泥処分場等
2)下水処理

【成果】汚水の収集から処理までの一連の行程の効率的、効果的実施に係る計画の立案ができる技術者が育成される。

【活動】静岡市の下水道部門に研修員を受け入れ、以下の内容で研修を実施する。

  • 講義:汚水及び雨水処理計画、管きょ及び汚水処理施設の概要、設計・施工・維持・管理、下水道事業の財政状況、使用料、水洗普及活動、受益者負担等
  • 視察:農業集落排水施設、浄化センター、ポンプ場、遊水地・放水路等
8.実施期間平成18年度〜平成20年度
各年次5〜6月の1ヶ月間(一般廃棄物)、10〜11月の1ヶ月間(下水処理)
9.事業の実施体制静岡市国際課(受入窓口)。静岡市環境局、下水道局(技術指導)
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体)静岡市(静岡県静岡市)
2.対象国との関係、協力実績静岡市とフエ市の間では、以前より民間交流が行われていた。そのさらなる促進を図るため、2005年4月12日に友好都市提携を結んだ。同年、静岡市は政令指定都市に移行したのを機に国際協力の推進を目指し、フエ市及びフエ省からの研修員受入を決定、本事業を提案した。