地域提案型

平成18年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ベトナム
2.事業名ハノイ市水環境改善理解促進事業
3.事業の背景と必要性1990年代半ば、JICAがハノイ市における水環境整備のマスタープランを策定し、JBICがこれに応じた下水・排水事業を行ってきた経緯により、ハノイ市内の上下水道インフラは徐々に整いつつある。インフラ整備が進む中、維持・管理を担当するスタッフのための研修機関が無く、ソフト面での協力が必要とされている。また、住民の水環境に対する意識は必ずしも高いと言えず、河川へのゴミ投棄などが原因で処理場や排水渠のトラブルが発生したり、下水処理場を建設することに住民の理解が得られず、下水料金の徴収に困難を来たす現状があることから、ハノイ市住民への水環境教育・啓発活動が必要となっている。このような状況下、ベトナムへの支援を中心に県独自の国際協力モデルを検討していた千葉県が、県の持つ水道分野のノウハウを活かして協力をするに至った。
4.事業の目的千葉県のノウハウを伝えることを通じ、ハノイ市において下水道施設の運営、維持・管理が適切に行われ、市民の下水処理に対する理解が促進される。
5.対象地域ハノイ市
6.受益者層ハノイ下水排水公社およびハノイ市民
7.活動及び期待される成果

【活動】

専門家派遣を通じ

  1. 下水処理場管理手順書作成指導
  2. 下水道研修に係るプラン・教材作成指導
  3. 下水道に係る財政運営、料金徴収事例紹介
  4. 水環境教育プラン作成指導
  5. 啓発用パンフレット作成準備

研修員受入を通じ

  1. 下水処理場管理手順書作成指導
  2. 研修プログラム作成指導
  3. 研修用テキスト作成指導
  4. 水環境教育実施計画の作成指導、啓発用パンフレットの作成指導

【期待される成果】

  1. ハノイ市下水排水公社において下水処理場における管理手順書が作成される
  2. 下水道研修(研修員受入・セミナーの開催等)の実施が可能な職員が育成される
  3. 下水道研修用テキストが作成される
  4. ハノイ市に適した水環境教育がプランニングされる
  5. 水環境に対する啓発用資料(パンフレット等)が作成される
8.実施期間平成19年6月〜平成22年3月
9.事業の実施体制

【日本側】千葉県総合企画部国際室
【ベトナム側】ハノイ下水排水公社

II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体)千葉県(千葉県)
2.対象国との関係、協力実績千葉県では「千葉の国際協力に係る懇話会」を設置し、国際協力の専門家の意見を聴取しながら、国際感覚豊かな人材の育成、地域の活性化、国際協力を通じた新たな交流への発展可能性などを検討してきた。国際協力モデル活動として実施するにあたり、本邦のODAが積極的に行われ、政治・治安が安定し、地理的にも近いベトナムが対象国として選定された。協力ニーズの把握のために千葉県職員がNGO主催のスタディツアーに同行する形で現地調査を行い、その結果、千葉県の有する技術、経験を最大限活かせる分野として、下水道分野の協力が開始された。