地域提案型

平成21年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム
2.事業名 ハイフォン市の廃棄物埋立管理技術の能力向上支援
3.事業の背景と必要性 ハイフォン市は約180 万人の規模を持つベトナム第三の都市である。固形廃棄物については、日平均で約700トン(2005 年推定)が排出されている。
収集・運搬されたごみの埋立処分方法はオープン・ダンピング方式の非衛生的なものである為、ごみ層内は嫌気的状況下にあり、メタンなどの温室効果ガスが発生し、適切に処理されないまま排出される浸出水が周辺住民水系への汚染を引き起こし、環境リスクの高い汚染が進み重要な課題となっている。
このことから、福岡市の経験を活かした「福岡方式」(準好気性埋立構造)の導入を通じた既存埋立場の改善が有効となっている。
4.事業の目的 1)ハイフォン側スタッフの廃棄物処分場改善技術「福岡方式」に関する知識・技術の修得
2)ハイフォン市の既存埋立場改善のためのアクションプランが自ら策定できる能力を持つ。
3)ハイフォン市の廃棄物管理行政官や埋立処分に携わるハイフォン都市環境公社(以下、URENCO)技術者の人材育成がなされる。
4)埋立管理技術の能力が開発された人材が、円借款で建設される埋立場の管理運営に貢献できる。
5.対象地域 ハイフォン市
6.受益者層 ハイフォン市市民
7.活動及び期待される成果 1)URENCOの技術者が適切な埋立場管理技術について理解できている。
2)URENCOの既存埋立場に改善のための要素技術を学べるデモ設備(ガス抜き管、簡易浸出水処理装置)が設置されている。
3)URENCOの技術者と共同で設置したデモ機は、URENCOの技術者が簡易なモニタリング方法で、環境モニタリングができるようになる。
4)ハイフォン市の行政担当者、URENCO経営層及び管理技術者が適切で効率的な廃棄物管理について修得する。
8.実施期間 2010年8月〜2013年2月
9.事業の実施体制 日本側:(財)ふくおか環境財団、福岡大学工学部社会デザイン工学科水理衛生工学実験室
現地側:ハイフォン市、URENCO
II.実施団体の概要
1.団体名
(提案自治体)
福岡県福岡市(提案団体)(財)ふくおか環境財団(実施団体)
2.対象国との関係、協力実績 廃棄物管理実施機関として、ハイフォン市の廃棄物収集・運搬から最終処分に至るまでの処理を担っている。URENCO とは、都市環境改善円借款事業が有効に活用されることの前段として、2005 年から3 年間、当環境財団の専門家を派遣し、都市ごみの収集・運搬の効率的運用とごみ処理手数料の収納システムなどを含め経営改善・運営能力向上を行った。