草の根パートナー型

平成21年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名バングラデシュ
2.事業名バングラデシュ農村地域におけるエコサン・トイレの適正管理に関する普及啓発活動
3.事業の背景と必要性

日本下水文化研究会(JADE)は2004年からバングラデシュにおいてエコサン・トイレの建設に取り組んできた。JADEはコミラ県、ムンシガンジュ県、ジョソール県、シャティキラ県、ナオガオン県、マニクガンジュ県、ガジプル県において政府組織であるバングラデシュ農村開発研究所(BARD)や現地NGOであるSPACEなどと共同でこれまでに計400基程度の世帯用エコサン・トイレを建設した。また、バングラデシュ政府はエコサン・トイレを衛生的なトイレとして認定し、バングラデシュ全土で計4,498基の建設を決定した。その他、現在、様々な機関・組織がバングラデシュ国内においてエコサン・トイレの建設に取り組んでいる。

このようにエコサン・トイレが普及する一方で、エコサン・トイレは適切に使用、維持管理されない限り、人々の衛生改善には寄与しない。よって、エコサン・トイレが設置されている農村地域の人々の衛生意識の向上を図ることが急務である。そのためにはエコサン・トイレの建設、維持管理の手法を確立し、ガイドラインを策定することが有効だと考えられる。

4.プロジェクト目標対象地域においてエコサン・トイレの適切な使用、維持管理が定着することにより、地域住民の衛生状態が改善する。
5.対象地域コミラ県、ムンシガンジュ県、ジョソール県、シャティキラ県、ナオガオン県、マニクガンジュ県、ガジプル県の計409基のエコサン・トイレ設置地域
6.受益者層対象地域のエコサン・トイレ利用者、地域住民、及びエコサン・トイレに関連する活動に携わる機関、組織(政府機関、NGO、国際機関、ドナー等)
7.期待される成果及び活動
  1. エコサン・トイレ技術、建設・管理マニュアルが作成され、定期的に更新され、広く活用される。
  2. エコサン・トイレの利用者で構成されるCBO(Community-Based Organization)が組織され、エコサン・トイレの適切な使用、維持管理の定着に貢献する。
  3. エコサン・トイレのもたらす衛生改善効果及びし尿の資源利用による便益が定量化され、対象地域住民と共有される。
  4. エコサン・トイレに関連する活用に携わる機関、組織で構成されるエコサン・トイレ・インフォメーション・マネジメント・システム(仮称)が設立され、エコサン・トイレに関する知識・経験の共有、活用の場として機能する。
8.実施期間2010年6月〜2013年6月(3年間)
9.事業費29,000千円
10.事業の実施体制

日本下水文化研究会はプロジェクトマネージャー及び短期専門家(技術刷新、普及啓発、施設監査)を定期的に短期派遣する。対象地域においては現地プロジェクトマネージャーや現地モニタリングスタッフ等を配置する。

カウンターパート機関はバングラデシュ国公衆衛生工学局とする。

II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 日本下水文化研究会(JADE)
2.活動内容
  • 多岐にわたる下水文化の調査研究、普及啓発活動の展開。
  • 水文化の発展と成熟に寄与するための活動。
  • 国際協力の活動。