草の根パートナー型

平成20年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名バングラデシュ
2.事業名災害リスク軽減のためのコミュニティ開発プロジェクト〜青少年を変革の担い手として〜
3.事業の背景と必要性

毎年のように洪水やサイクロンに襲われるバングラデシュにおいては、災害時のシェルター整備などのハード面での支援のみならず、各コミュニティが日ごろから災害に備え、いざという時に自ら対応できるようになるためのソフト面での支援が必須である。しかしながら、大人たちは生計を立てるために忙しく、地域に存在する弱者へ気を配ることや、ボランティア精神を発揮して自ら行動を起こすようなことは、これまで実現が難しかったのが実態である。

そこで、シャプラニールがこれまで実践してきた取り組みの中で、活発なボランティア活動を展開するようになってきた、思春期の青少年のみで構成されるグループに注目し、こうした若者たちのイニシアティブによって災害時要援護者らの存在に配慮したコミュニティ開発を目指した活動を行うこととした。

4.プロジェクト目標青少年を主体としたコミュニティ・ベースの洪水災害リスク軽減アプローチのモデルが構築される。
5.対象地域マニクゴンジ県 ギオール郡ポイラ・ユニオン
ドウロトプール郡チョークミルプールおよびジャンプール・ユニオン
6.受益者層青少年930名(女子720名、男子210名)、最貧困層住民300名、高齢者400名、少女グループメンバーの保護者1,440名、高齢者の家族1,000名、その他住民約8,000名
7.期待される成果及び活動

<成果>

1)対象地域の青少年が洪水災害のリスク軽減に関する知識や技術を身につける。

2)災害時要援護者の生活が向上し、災害に対する脆弱性が減少する。 最貧困層住民の特定、高齢者世帯の特定、災害時要援護者のデータベース作成、地域住民の意識啓発、住環境の改善

3)対象地域における住民主体の防災計画および小規模な防災設備が整えられる。

4)青少年の主体性を活かしたコミュニティ災害リスク軽減アプローチのコンセプトがモデル化され、その経験が記録され、関係者と共有される。

<活動>

1)グループの結成と育成、グループメンバー研修、現地担当スタッフ研修、青少年による討論会や文化プログラムの実施

2)最貧困層住民の特定、高齢者世帯の特定、災害時要援護者のデータベース作成、地域住民の意識啓発、住環境の改善

3)ハザードマップの作成、季節別アクションプランの作成、青少年緊急救援チームメンバーへの救援道具の支給、洪水情報の伝達手法の確立

4)活動記録の作成と公開、行政や他のNGOとの経験共有

8.実施期間2010年3月〜2011年11月まで(1年9カ月)
9.事業費26,523千円
10.事業の実施体制バングラデシュの現地NGOであるSTEP(Step Toward Empowerment of the Poor)が現場における実施運営を担当し、シャプラニールダッカ事務所は計画、立案、モニタリング・評価等を協働して行う。シャプラニール東京本部は計画、立案の助言、モニタリング等を行う他、JICAとの連絡、協議、報告も担当。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会
2.活動内容バングラデシュ及びネパールを中心とする南アジアにおける住民の組織作りを中心とした総合的農村開発及び都市貧困層の支援活動