草の根パートナー型

平成23年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 バングラデシュ
2.事業名 コミュニティラジオによる災害情報提供を活用した地域住民災害対応能力強化プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ベンガル湾に位置するハティア島はサイクロン高度危険区域に指定されており、サイクロンやそれに付随して発生する高潮により、沿岸地域を中心に毎年大きな被害を受けている。しかし、災害時に最も必要な災害予警報の伝達手段は、1970年代から変わらない防災ボランティアがスピーカーを持って走るというもので、人力であるが故に情報伝達範囲や情報の正確性に限界がある。また、サイクロンの襲来の警報を聞いても、警報への不信から自らの財産や家畜を守る為に避難行動に移さない島民がいる。
こうした背景により、ハティア島には気象庁から正確な気象・災害情報を収集し、それを島民に公平かつ一斉に伝達する手段が必要であり、さらにそれらの情報を島民が正確に把握し避難行動に移すことが必要であることから、当事業の実施を決定した。
4.プロジェクト目標 コミュニティラジオを活用した地域住民の災害対応能力が強化される
5.対象地域 バングラデシュ人民共和国、ノアカリ県、ハティア郡、ハティア島、ハティア島本島、及びニジュンディップ島
6.受益者層
(ターゲットグループ)
ハティア島島民 約35万人
7.期待される成果及び活動 <成果>
1.早期災害予警報システムを目的としたコミュニティラジオ局(CR)の運営・管理体制が整備される
2.対象地域に特化した災害リスク削減のための気象及び防災情報発信体制が整備される
3.コミュニティラジオを用いた早期災害予警報システムを地域住民が活用できる体制が整う
4.災害発生時の対象地域の避難体制が確立される
<活動>
1. 運営管理計画の作成、CRの建設、規定・規約の作成、運営スタッフ研修の実施、緊急時マニュアルの作成、事業終了後の運営管理計画の作成
2. 気象情報解析研修の実施、番組放送計画の作成、情報入手ルートの確立、番組コンテンツ開発、リスナーニーズ調査の仕組み作り
3. 各現地ステークホルダーへの説明・意見交換、CR放送広報用ツールによる住民啓発、リスナークラブの組織、防災イベントの開催
4. 全島調査の実施、防災活動(ハザードマップ作成、避難訓練、ワークショップ)の為のツール作成、防災活動の為の人材育成、防災活動の実施
8.実施期間 2013年3月15日から2017年8月31日(4年5ヵ月)
9.事業費概算額 101,502千円
10.事業の実施体制 現地実施機関:Dwip Unnayan Songstha(DUS)
現地協力機関:Bangladesh NGOs Network for Radio and Communication(BNNRC)
BHNは現地パートナーであるDUSのオーナーシップを重視し、事業終了後の持続可能性に配慮しながらDUS、BHNRCと共に事業を実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人BHNテレコム支援協議会
2.活動内容 (特活)BHNテレコム支援協議会は、先進国と開発途上国間のIT(情報通信)格差の是正を目指し、情報通信分野で培われた技術を活かして、途上国のBHN達成に向けた自助努力を支援しているNGOである。活動の柱として、1)開発途上国の地域開発協力と医療施設への支援、2)大規模災害の被災者や難民への緊急人道支援、3)開発途上国電気通信関係者の人材育成の3つを掲げ、活動を行う。
近年被災後の緊急人道支援事業として、ハイチ、ミャンマー、東北にて活動を行っている。